学研ホールディングスのグループ会社 ベンドは8月2日、「リモートワークに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は7月23日~30日、リモートワークを経験したことのある20代〜50代の社会人681名を対象にインターネットで行われた。
リモートワーク、理想の頻度は?
リモートワークの理想の頻度について聞いたところ、44.4%の人が「週5(フルリモート)」と回答。また、同質問に対し「週1〜2回」(21.1%)または「週3〜4回」(30.7%)と回答した人(=ハイブリッドワークを希望する人)は合わせて51.8%に上り、「週5」と合わせると実に96.2%の人が頻度の差はあれリモートワークの継続を希望していることが明らかに。「週0(原則出社)」と回答した人はわずか3.8%だった。
原則出社を希望しない理由としては、「通勤にかかる時間や体力がもったいない」「子供の都合で、リモートワークの方が仕事と家庭のバランスが取りやすい」「職場の人と毎日顔を合わせるのはさすがにつらい」といった声が。一方で、「コミュニケーションが取りにくくなる」「出社しないとできない業務がある」「たまには出社もいい気分転換になる」など、完全リモートだと不都合だという声も寄せられた。
「出社によって業務効率は向上する」は半数
続いて、「出社によって業務効率は向上すると思いますか?」と尋ねたところ、約半数が「そう思う・ややそう思う」(46.7%)と回答したのに対し、「変わらない」(36.9%)や「下がる・やや下がる」(16.4%)と回答した人も同様に半数という結果に。
また、出社とリモートワークのどちらにより強くメリットを感じるかと聞くと、64.7%が「リモートワークの魅力が出社を上回る」と回答。コロナ禍の収束を受けて原則出社に戻る企業も増えてきているが、積極的にリモートワークやハイブリッドワークの導入を進め、より働きやすい環境を整えていくことが企業に求められていることが分かった。