こどもりびんぐがリサーチ事業として展開している「シルミル研究所」は、6月23日から7月9日の期間、「あんふぁんWeb」「ぎゅってWeb」会員、こどもりびんぐアンケート会員に対しWebで調査を実施した。

  • 【下記のシーンでは「ノーメイク」「簡単メイク」「フルメイク」、どの場合が多いですか?】

今回の調査の中で、未就学児の子どもがいるママ650人のメイク事情をリサーチ。

日常のさまざまなシーンで「ノーメイク」「簡単メイク」「フルメイク(しっかりメイク)」、いずれの場合が多いのかをヒアリングした。ノーメイク派で一番多かったのは「近所へのゴミ出し」で7割以上。

一方で、「在宅時」も何らかのメイクを施している人が27.8%いた。「在宅時」よりも「ゴミ出し」のほうがノーメイク率が高いのは、「メイクする前に朝イチでごみを出す」という人がいるからだと推測される。子ども中心のシーンではノーメイク2割、簡単メイク6割強、フルメイク1割強という結果になった。

また、「幼稚園・保育園の送迎」「子どもの習い事の送迎」「子どもと近くの公園に遊びにいく」という子ども関連の日常に関しては、約2割がノーメイク、6割強が簡単メイク、1割強がフルメイクというほぼ統一の結果に。園にお迎えに行ったあと、習い事の送迎があったり、公園で遊んだりと、そのまま一日の一連の流れになることが多く、その合間にメイクをする人が少ないのが理由だと思われる。

そして、「仕事に行く」は簡単メイクは約4割、最もフルメイク率が高かったのは、「ママ友以外の友人との食事会・お茶会」で77.7%。ノーメイクは4.2%だった。久しぶりにママ友ではない友達に合う、つまり少し日常とは離れた華やかな場に出かけるときは、「きちんとメイクをしてオシャレしたい」気持ちになる人が多いようだ。

一方で、同様にノーメイクが44%台だった「仕事に行く」シーンは、フルメイク派は58.0%。簡単メイクで済ます人も37.1%いて、長いマスク生活の影響もあるのか、「たまのおでかけ」と「日常の延長線上にある仕事」との違いが顕著に出た結果となった。

さらに、「自家用車」でのショッピング・レジャーより、「電車」でのショッピング・レジャーのほうが、メイク率が高いことが分かった。自家用車では身近な施設に行く傾向が、電車の方が都心や華やかな場所、きちんとした場所に出かける傾向があるのではと推測される。

  • 【あなたがメイクをする理由は何ですか?】

「メイクをする理由」を世代別にみると、全体1位の「きちんと見せたい」は「25~29歳」でも1位に。そのひと世代上の「30~34歳」では「キレイな自分でいたい」が1位になり、世代ならではの女ゴコロが垣間見える結果となった。一方、「45~49歳」での1位は、「マナーだと思っているから」であった。

  • 【美容についての情報源は何ですか?】

トレンドについては、「積極的に取り入れている」が5.1%、「少し取り入れている」が22.5%、「意識しているがなかなか取り入れられていない」が32.3%という結果に。子育てや家事、仕事と忙しい毎日の中でも、トレンドを意識してメイクを楽しみたいと思っている人は約6割いるものの、3割強の人が、なかなかうまく取り入れられていないのが実情のよう。

美容についての情報源についての質問は上記グラフの通り。世代別にみると、SNSの活用度は20代~30代で高かった。ただ、ほぼどの世代でも「店頭」と回答した人が3割以上となっており、リアルに商品を見て、試して、検討することを重要視する人が一定数いることが分かった。