シアンの運営するキラクル編集部は、低用量ピルによる生活の変化と満足度についてのアンケート結果を7月31日に発表した。調査は2023年5月に、低用量ピルを服用したことのある女性100名を対象に行われた。

  • 低用量ピルを利用するにあたり、値段に見合った満足度は得られているか

はじめに、低用量ピルを利用するにあたり、値段に見合った満足度は得られているかを尋ねたところ、「満足している(満足+少し満足)」と回答した人は74%という結果に。

具体的には「毎月悩まされていたひどい生理痛が軽くなったから」「生理の日程をずらすことができるので、旅行とかを避けることができた」といった声が寄せられた。

  • 低用量ピルをどこで処方してもらっているか

次に、低用量ピルを服用したことがある女性100人に、どこで処方してもらっているか聞いたところ、73%の人が産婦人科やレディースクリニックなど病院で処方してもらっていると回答。多くの女性は実際に病院へ出向いて処方してもらっていることがわかった。

低用量ピルやアフターピルのオンライン診療サービスを利用している人が増えているものの、やはり自分の身体に関わるとのことで、ピルを手に入れるために時間をかけているようだという。

低用量ピルの服用を始めるきっかけについては、「妊活の準備として、生理周期を整えるために服用を開始しました」「生理痛がひどく、緩和させるために服用しています」といった理由が集まった。

  • 低用量ピルの値段は高いと感じるか、安いと感じるか

また、低用量ピルの値段は高いと感じるかと聞いたところ「高い」と回答した人が19%、「少し高いと感じる」と回答した人が46%と、半数以上の人が高いと感じていることが明らかに。

「高い」と感じている人の中には、「1か月分ずつ配送されるため、毎月の配送料がかかってしまい、割高に感じる」「生理は毎月あるものなので、長く使用するとなると結構な金額になってしまう」といった声も。

一方で、「生理痛が緩和されるのにこの値段は費用対効果が高い」といった意見も寄せられたが、値段が「安い」と感じている人はわずか3%だった。

  • 毎月いくら低用量ピルを手に入れるためにお金を使っているか

毎月いくら低用量ピルを手に入れるためにお金を使っているかを質問すると、「2,000円〜3,000円」が最も多かった。次いで「3,000円〜4,000円」、「1,000円〜2,000円」と続いた。

  • 低用量ピルを手に入れるため、いくらまでが許容範囲なのか

また、いくらまでが許容範囲なのかを聞いたところ、最多は「1,000円〜2,000円」で、実際に支払っている金額よりも1,000円近く安い値段だった。次いで、「2,000円〜3,000円」、「3,000円〜4,000円」と続いた。