タカラトミーは9月30日、着せ替え人形「リカちゃん」シリーズの新商品として、ファミリー人形「だいすきなおじいちゃん」(3,850円)と、リカちゃんハウス「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」(8,800円)を全国の玩具専門店、百貨店・量販店の玩具売り場、インターネットショップ、タカラトミー公式ショッピングサイト「タカラトミーモール」で発売する。あわせて、「だいすきなおばあちゃん」(3,630円)をリニューアル発売する。
リカちゃん母方の祖父は香山浩(かやま・ひろし)(61歳)
「だいすきなおじいちゃん」の名前は「香山浩(かやま・ひろし)」(61歳)で、おしゃれなグレーヘアにマルチボーダーのトップス、グレンチェックのスラックススタイルに眼鏡が付属している。学園長で趣味はゴルフとアウトドア、若々しくアクティブな「おじいちゃん」像をイメージ。「リカちゃん」のママ(織江)の父親で母方の祖父にあたり、その存在はリカちゃん50周年の2017年に発表していたが、商品化は今回が初めてとなる。
置き配用のポストにテレビでビデオ通話……現代的なおうちも
同時発売のリカちゃんハウス「ブランコとすべりだいのある ラ・メゾン」(8,800円)は、家具付きの大型のハウスで、子どもたちへの調査でも人気だった"ブランコ"と"すべりだい"が付いている。おじいちゃんおばあちゃんが遊びに来ても家族みんなでゆったり過ごすことができるように設計された。
ラ・メゾン(La Mason)はフランス語で「家」を意味する。新たなネーミングに合わせて、家具や家電もアップデートした。例えば玄関に置き配用のポストがあったり、リビングのテレビではビデオ通話をしているなど時代を反映させている。また、ペットも家族一緒に過ごせるよう、トイプードルの「プリンちゃん」1体と、ケージやペットのお皿、ドッグフード、トイレが付属。ボックス型のお部屋は収納時はコンパクトに、遊ぶときは広げて合体することができ、フロアーシートも組み合わせるとひろびろと遊ぶことが可能。レイアウトは10通り以上あるので長く遊ぶことができる。
そのほか、小物が倒れにくいようにテーブル上に凹みをいれたり、小物類をさわって識別できるように形状に変化をつけるなど、目の不自由な人も触覚を頼りに独力で小物類を選び、ごっこ遊びを楽しむことができるような工夫を商品開発に取り入れた。目の不自由な人も一緒に遊べる共遊玩具として「盲導犬マーク」を取得している。
さらに、別売りの「にぎやかサウンド リカちゃんキッチン」(6,380円)は、お料理の音や家電の音声ガイダンスが流れるだけでなく、オカメインコの「ピーちゃん」が「ゴミノ ブンベツ!」「ヤサイヲ ツカイ キロウ!」など環境に配慮するためのエコなアドバイスをくれる。