国内最大級のフランス料理イベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2023」が9月22日から10月15日まで、全国の参加フレンチレストラン約500店にて開催される。都内で開催のメディア発表会では、特別ゲストのデヴィ夫人がフランス料理の魅力について語った。

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    フランス料理イベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2023」

全国500店のコースが特別価格2,500円・5,000円・8,000円に

今年で13年目となる「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2023」には、北海道から沖縄まで全国約500店のフレンチレストランが参加。有名レストランガイドの星獲得店やメディアで人気のシェフによるフレンチを誰でも気軽に楽しめる。価格は、ランチ、ディナーともに2,500円、5,000円、8,000円のいずれか(価格は店舗により異なる)。

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    "フランス料理をおとくに楽しむ24日間"

特別協賛のダイナースクラブ 三井住友トラストクラブ 代表取締役社長の五十嵐幸司氏は「ダイナースクラブでは、クラブメンバーの皆さんが参加できる様々なイベントを行っています。音楽、アート、スポーツなど各分野で活躍の若手の皆さんを応援する活動もあれば、お子様に向けた食育サービスも展開しています」と紹介。そのなかでもダイナースクラブ フランス レストランウィークは、食育、若手シェフの応援など、様々な観点から注力している企画だと説明する。

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    ダイナースクラブ 三井住友トラストクラブ 代表取締役社長の五十嵐幸司氏(左)、ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 事務局長のジャン フィリップ・ザーム氏(右)

また、ダイナースクラブ フランス レストランウィーク 事務局長のジャン フィリップ・ザーム氏は「これまで日本とフランスは"美食"という文化を通じて強い絆で結ばれてきました。日本人のフランス料理への探究心はますます強くなっています。これから登壇する6人の注目シェフがその証です」とし、ダイナースクラブ フランス レストランウィークが注目する旬のシェフたちの紹介につなげた。

そして注目のフォーカスシェフ6名として、北海道からルアン NIPPONIA HOTEL 函館 港町の齋藤寿樹氏、岩手県からフランス料理 モン・フレーブの菊池拓紀氏、東京都からオウパセズの十楚武志氏、京都府からル ロクジアンの堀口学氏、福岡県から高宮庭園茶寮の藤一輝氏、沖縄県からエゾンスの高坂星也氏が登壇。自身の経歴、レストランウィークで取り組む料理のテーマなどを紹介した。

今年もイベントでは「日本の食文化を応援! トレ・ボン日本のテロワール」をキーワードに掲げており、フォーカスシェフ6名も「和食材をふんだんに取り入れたフレンチの特別コースで地元の農家を応援していきます」と意気込んだ。

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    (左から)齋藤寿樹氏、菊池拓紀氏、十楚武志氏、堀口学氏、藤一輝氏、高坂星也氏

このあと、特別ゲストとしてデヴィ夫人が登壇。イベントの発起人であるアラン・デュカス氏とトークセッションを行った。パリジェンヌ姿で登場したデヴィ夫人はその冒頭、パリのモンテーニュ通り12番地に住まいを構えており、デュカス氏のレストランで同氏にも挨拶したことがある、と明かす。そのうえで70年代~現在に至るまでのパリ近郊のフランス料理店の様子、その流行の移り変わりについて解説した。

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    フランス料理店の流行について話した、デヴィ夫人

ダイナースクラブ フランス レストランウィークの発起人であるアラン・デュカス氏は、ビストロから3ツ星まで世界8か国で約33店舗のレストランを統括するクリエイターでもある。「日本とフランスの共通点は、食文化への関心の高さにあります。食べるということは文明的な行為ですね」とデュカス氏。いまから40年前にフランスのガストロノミー(フランス語で美食の意味)を日本に紹介した三國清三氏には「この場であらためてお礼を申し上げたいと思います」と謝意を表した。

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    アラン・デュカス氏は、フランス料理を日本に定着させた三國氏に感謝

最後に、ダイナースクラブ フランス レストランウィークを楽しみにしている人に向けたメッセージとしてデヴィ夫人は「このお値段で、美味しいフランス料理がいただけるなんて本当に素晴らしいこと。全国から有望なシェフが参加するイベントですし、ご家族で楽しんでもらえたら。その際のお会計は、是非、ダイナースクラブでお願いします」と笑顔で結んだ。

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    14名の代表シェフとのフォトセッション