アントレは7月31日、独立開業サイト「アントレ」における2023年上半期(1~6月)の独立・開業傾向を発表した。アントレ会員35万人が1月から6月の間に、掲載企業への資料請求ならびに説明会に参加した情報に基づき傾向をまとめた。
最初に、人気業種についてみた場合、男女ともに生活関連サービスや宅配・軽運送、保険などの「各種サービス(サービス業)」が1位を獲得。詳細な業態をみると、女性は「結婚相談所・冠婚葬祭」が11.2%で1位、男性は「宅配・軽運送」が14.2%で1位となった。
次に、世代別に独立の契約タイプについて調べると、「フランチャイズ」を志向する割合は、いずれの世代でも男性より女性の方が高く、若年層になるにつれ差が広がる結果に。一方、「業務委託」を選ぶ割合は、全世代で男性の方が高かった。同調査では「女性は、フランチャイズのサポートをうまく活用しながら初期費用を投資しながらも開業後の立ち上がりが早く、失敗の少ない独立を目指したい傾向が見える」と分析している。
開業資金の予定額は、男女ともに「100万円以内」が最多(女性64.5%、男性68.6%)。次いで「101~300万円以内」(同21.7%、同18.0%)、「301~500万円以内」(同8.3%、同6.6%)、「501~1,000万円以内」(同3.8%、同4.6%)となった。