阪神電気鉄道は、2025年4月の大阪・関西万博開催までに全車両で防犯カメラを設置すると発表した。9月から順次導入を進め、約1年半で同社の全車両(近年中に更新の計画がある車両を除く)搭載を完了する予定としている。

  • 阪神電気鉄道の防犯カメラ設置イメージ

今回導入する防犯カメラシステムは、必要に応じて運転指令室等からリアルタイムに車内の映像と音声が確認できるため、車内の状況に応じた迅速な対応が可能。車両のドア上部に設置し、車内を映像と音声で記録する。カメラ設置場所付近に、設置を知らせるステッカーを貼り出す。

記録した映像と音声は車内のセキュリティ向上の目的に限定して使用し、1週間程度で古いデータから自動的に上書き消去されるという。