ふと気がつけばiPhoneのバッテリーが残りわずか、という経験は誰しもあるはず。不注意で充電を忘れていたのはまだしも、なにかの拍子に起動したアプリが動作し続けバッテリーを消費していた、などという事故のようなケースもありえます。実際、ロック画面右下のカメラボタンなど"落とし穴"は少なくありません。

iPhoneのバッテリーが切れそうなときは、充電がベストな対策ですが、Lightningケーブルもワイヤレス充電器もない場合はどうにもなりません。充電ツール一式を借りられる友人がそばにいない、携帯電話ショップやレンタルバッテリーが近くにない、打つ手がなければ耐え忍ぶことも一考です。

それほど切羽詰まっていない状況、たとえば残量20%でバッテリーがあと半日もてばいいという場合は、すぐに「低電力モード」へ切り替えましょう。「設定」→「バッテリー」の順に画面を開き「低電力モード」スイッチをオンにすればOK、以降メールのリアルタイム受信ができなくなるなど機能制限が生じるものの、バッテリーが減るペースは低下します。バッテリーが劣化していないかぎり、iPhoneを利用する(ロック解除してアプリを使う)回数/時間を減らせば、これで5、6時間程度は持ちこたえられます。

しかし、バッテリー残量10%以下では、低電力モードで5、6時間もたせるのはなかなか困難です。その場合は次善策の「しばらくiPhoneの電源オフ」を検討しましょう。

こちらの考えかたはシンプル。電話やメール/メッセージの着信状況をチェックする時刻をあらかじめ決めておき、それ以外はiPhoneの電源をオフにしておくのです。電源オフならば待機電力すら消費せず、バッテリーパワーを温存できます。iPhoneの再起動でバッテリーを消費しますが、数回程度であればだいじょうぶ。もちろん、画面の輝度を下げ低電力モードで使うことを忘れずに。

  • バッテリー残量が危機的だけど充電できないときの対策は