俳優の高橋克実が、28日に放送されるドキュメンタリー番組『ファミリーヒストリー』(NHK総合 金曜22:00~)に出演する。
著名人の家族の歴史を本人に代わって徹底取材し、「アイデンティティ」や「家族の絆」を見つめる同番組。今回は「ユーモアと人情を受け継いで」と題し、克実の過去を巡る。
克実の出身地は、全国的にも“金物の町”として有名な新潟県三条市。今回の取材で父方の先祖は、金物の品質向上や販路拡大に貢献していたことが分かる。ユーモアと明るさが活躍の原動力だった。
父は教師になりたかったが、戦時下の思わぬ出来事で夢破れる。それでも家業の商売を必死に守った。ダジャレが得意な明るい性格で、県内外の取引先を増やしていった。
映画やドラマが大好きだった両親。しかし克実が俳優になることには大反対し、半ば勘当状態にまでなってしまう。その一方で、母が遠方の寺に足を運び、息子の成功を祈っていたことが初めて明らかになる。