キャリアデザインセンターは7月27日、「夏のボーナス」に関する調査結果を発表した。調査は7月6日~17日、同社運営サイト「女の転職type」の会員女性432名を対象にインターネットで行われた。
今年の夏のボーナスの支給状況を教えてもらったところ、57.8%が「0(なし)」と回答。雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見ると「0(なし)」は39.3%と、約4割の人の支給がないことが明らかに。
支給された人の平均金額は、「就業中の人すべて(正社員、契約社員、派遣、アルバイト・パート、フリーランス、その他)」では30.0万円で、それに対し、62.5%が「かなり不満足」(46.7%)、「やや不満足」(15.8%)と回答。また、「正社員・契約社員」に限定すると、夏ボーナスの平均は30.8万円で、支給額に対し「かなり不満足」「やや不満足」と回答した不満足派は67.0%だった。
一方、2022年(昨年)の夏のボーナスが「0(なし)」だった人は56.2%。今年(57.8%)の方がボーナスを支給されていない人がやや多い傾向となったが、2022年に支給された人の平均金額は28.8万円と、今年(30.0万円)微増となった。
雇用形態が「正社員・契約社員」の人だけで見ると、支給額「0(なし)」は2022年(38.9%)から2023年(39.3%)と、こちらも微増。また、支給された人の平均金額についても微増(2022年29.5万円、2023年30.8万円)だった。
2022年夏と2023年夏のボーナスの「金額差」の要因を尋ねると、1位「会社の業績」(22.1%)、2位「転職」(19.6%)、3位「退職」(15.4%)が上位にあがった。
次に、理想の夏のボーナスについて尋ねると、「50~99万円」が最も多く41.4%。平均金額は55.7万円で、実際に2023年夏に支給された人の平均30.0万円と比較すると25.7万円のギャップが。
夏のボーナスの使い道については、2022年も2023年も変わらず、1位は「貯金」、2位「旅行・レジャー」、3位「ファッション・美容」という結果に。2022年と比較すると、ボーナスをもらった人の中で「貯金」(17.1%)や「投資」(10.5%)が上がっており、お金を消費するだけでなく、蓄えを増やすことに興味関心が高まっている様子が見て取れた。