映画『キングダム 運命の炎』の7月28日劇場公開を記念し、全国のソニーストア 5店舗では特別イベントを同日から期間限定開催。店内シアターや最新AV機器で「馬陽の戦い」シーンの一部を立体音響で体験できるほか、宇多田ヒカルの主題歌を高音質で試聴可能。さらには実際に撮影で使われた衣装・コンテの展示も行われます。
イベント名は「映画『キングダム 運命の炎』公開記念展in Sony Store」。開催期間は7月28日から8月18日まで。入場料は無料で、営業時間内であればいつでも楽しめますが、シアターシステムでの映画本編(一部)の試聴のみ事前予約優先となります。詳細はストアの特設サイトをチェックしてみてください。
今回、ソニーストア 銀座ではメディア向けに内容が先行公開されており、ひと足先に見ることができたので、イベントの内容を写真多めでお伝えします。
『キングダム』は紀元前の中国・春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く少年・信(しん)と、中華統一を目指す若き王・嬴政(えいせい)を壮大なスケールで描き出した、原泰久氏による同名コミック(集英社刊)が原作。累計発行部数は9,900万部を突破しており(2023年7月時点)、これまでにもNHKで先んじてテレビアニメ化。2019年には実写映画第1作、2022年には続編『キングダム2 遙かなる大地へ』も公開され、それぞれ公開年の邦画実写映画No.1を獲得するヒット作となりました。
最新作のシリーズ3作目『キングダム 運命の炎』で描かれるのは、信(山﨑賢人)が大将軍・王騎(おうき/大沢たかお)から「飛信隊」(ひしんたい)という部隊名を授かり、100人の兵達を率いて王騎と共に、超大国・趙の最強将軍たちの策略に立ち向かう「馬陽(ばよう)の戦い」。そして、秦の若き国王・嬴政(吉沢亮)の“中華統一”という夢を形作った、かつての恩人・紫夏(しか/杏)とのエピソードも描いており、宇多田ヒカルの主題歌に乗せた予告映像が注目を集めています。
今回も第1作、第2作に引き続き、原作者である原泰久氏自ら脚本に携わり、原作コミックスとは異なる映画オリジナルのシーンやセリフを加筆。コロナ禍の影響を受けながらも中国・日本の各地でロケを敢行し、ソニーのデジタルシネマ用カメラ「CineAlta VENICE」やドローンなど多彩な機材、オープンセットなどを用いて撮影された、荒野の騎馬戦のようにスケールの大きな映像も見どころです。
ソニーストア 銀座の常設シアターや、店内のBRAVIAを中心とするAV機器を使って試聴できる映像は、最新作のメインとなる「馬陽の戦い」シーンの一部(約5分間)。これを立体音響のドルビーアトモス(Dolby Atmos)で、迫力ある大画面と共に楽しみます。
ストア奥のシアターで今回使われる機材は、ソニーの約5年ぶりとなる最新AVアンプ「STR-AN1000」(実売約12.1万円)。今年3月に登場したばかりの新製品で、Dolby AtmosやDTS:Xといった立体音響フォーマットに加え、独自の立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」などのサラウンドサウンドにも対応。さらに同社製のワイヤレスリアスピーカー(別売)と連携することも可能で、ケーブルを引き回す手間を省いて設置性を高めているのも特徴です。
今回シアター内にはSTR-AN1000を中心に、ソニーのレーザープロジェクター「VPL-XW7000」(198万円)と、コンポーネントオーディオ向けスピーカーによる5.1.2chサラウンドシステムを組み合わせた環境を構築。スピーカーはフロアスタンド型「SS-CS3」(1本19,800円)4本と、センタースピーカー「SS-CS8」(14,300円)、サブウーファー「SA-CS9」(27,500円)を周囲に配置し、さらに天井にブックシェルフ型「SS-CS5」(ペア27,500円)を取り付けています。
映画館よりもコンパクトな空間ではありますが、音の迫力や広がり感は十分感じられ、特に騎馬戦を俯瞰で見下ろしているシーンや、軍勢が馬で駆け抜けていくときの足音の移動感までバッチリ表現。剣の打ち合う金属質な響きや、荒野を撫でていく風の雰囲気、砂塵が物に当たって立てる微かな音まで感じ取ることができ、作品への没入感が半端ではありません。
また、店頭に設置された77型の4K有機EL BRAVIA「XRJ-77A80L」(実売84.7万円)と、4本のワイヤレススピーカーで構成するホームシアターシステム「HT-A9」(同29.7万円)、ワイヤレスサブウーファー「SA-SW5」(同93,500円)でも同じコンテンツを体験可能。四方を壁に囲まれたシアターとは異なり、店内スペースの一部を使ったオープンな場所ではあるのですが、HT-A9が生み出す最大12個のファントムスピーカーのおかげで立体音響の広がり感や臨場感をここでもしっかり感じられます。
今回はもちろん『キングダム 運命の炎』の試聴体験がメインですが、時間や人数に余裕があれば、これ以外の映像コンテンツの試聴リクエストも受け付けてくれるそうです。気になるコンテンツがあれば、店頭スタッフ(スタイリスト)に声を掛けて再生してもらうとよいでしょう。
また、店内のウォークマン製品のコーナーでは、同作の主題歌を担当した宇多田ヒカルの新曲「Gold ~また逢う日まで~」をハイレゾ音源でフル尺試聴可能。
最上位ウォークマン「NW-WM1ZM2」(実売43.2万円)と密閉ダイナミックヘッドホン「MDR-Z1R」(同25.3万円)で聞くと、ダイナミック型ならではの中低域の力強さとオープンエアっぽい開放感あるサウンドに思わず息をのんでしまいます。スッと心に染みこむような歌い出しや途中の息継ぎなどが実に生々しく、次第に熱を帯びていくピアノ演奏とともに“空間に音が満ちあふれていくようなサウンド”が楽しめました。
ソニーストア 銀座ではこのほか、撮影衣装や画コンテの特別展示も楽しめます。特に、本編撮影時に実際に使用されたという画コンテでは、「馬陽の戦い」と「紫夏編」のシーンなど、「何故、中華統一を目指すのか」という“キングダムの魂”がどのように撮影されたのか間近で体感可能。シアターで見られる特別映像と同じシーンの画コンテもあるので、探してみると面白いです。
今回のイベントは、名古屋・大阪・福岡天神のソニーストアでも展示内容を変えて同期間で展開。残念ながら展示内容を店舗間で入れ替える予定はないそうです。なお、札幌のみ衣装・コンテの展示はありませんが、前述のDolby Atmos音源を使った映像体験やハイレゾ音源試聴は楽しめます。
撮影衣装の特別展示
- ソニーストア 銀座:吉沢亮さん演じる嬴政(えいせい)の衣装、また本作の「紫夏編」に登場する趙の人質時代の嬴政と、杏さん演じる嬴政の恩人・紫夏(しか)の衣装 計3点
- ソニーストア 名古屋:橋本環奈さん演じる河了貂(かりょうてん)と、清野菜名さん演じる飛信隊のひとり・羌瘣(きょうかい)の衣装 計2点
- ソニーストア 大阪:山﨑賢人さんが演じる信(しん)、大沢たかおさんが演じる大将軍・王騎(おうき)、要 潤さんが演じる王騎の副官・騰(とう)の衣装 計3点
- ソニーストア 福岡天神:佐藤浩市さん演じる、秦王の座をおびやかす呂不韋(りょふい)と、玉木宏さん演じる呂氏四柱のひとり・昌平君(しょうへいくん)の衣装 計2点
ソニーストア 銀座は「TOHOシネマズ 日比谷」が近隣に立地している場所柄、これから映画を観に行くという人や、逆に観てきたばかりだという人々が来場することも多いそう。夏休みを迎えた子連れのファミリーの来場にも期待を寄せていると、ストア銀座のスタイリストは話していました。映画鑑賞のついでに、あるいは猛暑を避けつつソニーストア 銀座を訪れて最新のソニー製品を試してみるのも楽しそうです。
なお、日本テレビ系「金曜ロードショー」では、最新の3作目公開日である7月28日に合わせて、第2作目『キングダム2』を本編ノーカットで地上波初放送。通常よりも約1時間早い19時56分から放送開始となり、さらに最新作の冒頭11分7秒もノーカット初放送予定です。
◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢◤◢#キングダム2 遥かなる大地へ
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) July 25, 2023
⚠️金曜よる7時56分⚠️
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最新作公開当日に前作を本編ノーカットで地上波初放送✨最新作冒頭11分7秒をノーカットで初放送📺最後の最後の最後までお見逃しなく‼️‼️#キングダム pic.twitter.com/DV5Y5euYgJ