メディウェルは7月26日、「医師のアルバイト」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は4月10日~18日、全国の医師1,702名を対象に、インターネットで実施した。

  • アルバイト勤務をしている医師の割合

アルバイト(非常勤)をしているか尋ねたところ、75%が「している」と回答した。アルバイトしていると回答した人に、その収入について聞くと、最も多い回答は「年200万円未満」(22.7%)で「年200万円以上400万円未満」(22.2%)と続いた。中央値は年500万円で、年1,000万円以上は16.6%だった。

  • アルバイトでの医師の収入

アルバイト勤務の頻度は、「週1日~2日未満」(43%)、「週1日未満」(22%)が多かった。

  • アルバイト勤務の頻度

アルバイト勤務の時間帯は、平日では「日中(午前)」(67%)、「日中(午後)」(58%)、休日祝日では「日中(午前)」(40%)、「日中(午後)」(28%)が多い。平日・休日とも、日中の時間帯にアルバイトをしている医師が多いことがわかった。

  • アルバイト勤務の時間帯

実際にあった条件の良かったアルバイトについて聞くと、「ワクチンの問診のみで3時間7万円」(40代男性、耳鼻咽喉科)、「1日日勤の待機12万円で夜間は自由、ホテル泊。2日で24万。業務量1日1時間程度」(40代男性、形成外科)、「午前中の胃カメラ、22件で10万円でした」(40代男性、消化器内科)といったコメントが寄せられた。

医師のアルバイト・非常勤全般に関しては「働き方改革問題は子供の教育費のため稼ぎたい身には危機感しかありません」 (40代女性、麻酔科)、「非常勤の医師がいなければ回らない病院があるのは事実であり良い悪いは別として必要と考えます」 (40代男性、神経内科)、「家事育児に専念する期間が長かったので、復帰する足がかりとしてアルバイトはとても助かりました」(40代女性、一般内科)という意見が挙がっている。