橋本商会が展開する「MYキッチンカー」は、7月25日、高校の文化祭事情に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2023年7月7日~7月17日の期間、20代~40代の男女200人を対象にインターネットで実施されたもの。

  • 文化祭あるある

はじめに、文化祭あるあるについて調査すると、「やる気がある人とない人の差がすごい」と回答した人が143票で最も多い結果に。次いで「クラスTシャツを作る」(107票)、「女子の化粧や髪形が気合いが入っている」(96票)と続いた。

1位の「やる気がある人とない人の差がすごい」のエピソードとして「やる気がなく全然手伝わない男子にブチ切れて殴りかかった覚えがある」「一部の友達同士だけで盛り上がり、そのテンションで他の人も動かそうとするので面白くない」「意欲的な人と、どうでもいいんだけどという空気を出す人とのギャップがすごかった」といった声が寄せられた。

2位の「クラスTシャツを作る」については「イラストが得意な女子がデザインしたTシャツを作りクラス全員で着たことが印象的だった」「クラスで自分たちも作ったのが今も残ってる」「んなデザインにするか、特にクラス全員の名前やクラスのロゴを考える過程が盛り上がって個人的にも印象深かった」などのコメントがあがった。

3位の「女子の化粧や髪形が気合いが入っている」と回答した人からは、「文化祭は校内だけでなく外部からお客さんも大勢来校するため、女子はそこで出会いがあるかもしれないという期待から気合いが入る」「文化祭当日、クラスのどこでも女子がメイクにいそしんでいる光景が広がっていた」「女子の当日の気合いの入り方が違う」などの意見が寄せられた。

  • 文化祭で楽しかった工程・大変だった工程

次に、文化祭で楽しかった工程・大変だった工程について尋ねると、楽しかった工程では、「準備のとき」が89票と最も多かった。そして、「【当日】自由行動のとき」が49票、「【当日】屋台営業や展示の当番のとき」が36票となった。

楽しかった工程を「準備のとき」と回答した人は、「クラスが一致団結して何かを進めることがわいわいして楽しかったから」「みんなでわいわいがやがや作業して遅くまで残ってても先生には怒られなかったから」「飲食店の開店準備さながらの行動を経験できたのが楽しかった」などの意見があった。

2位の「【当日】自由行動のとき」については、「仲のいい友達とわいわいしながら食べたり遊んだりするのが楽しかったから」「当日自由に行動するときが気楽で楽しかった」「初めての彼女と色々回れたのが楽しかった」という声があがった。

3位の「【当日】屋台営業や展示の当番のとき」のエピソードとして、「全校生徒が一生懸命学校を盛り上げる空気感が好きだったから」「バイトが禁止の高校だったので、初めて物を売るという仕事をして楽しかったから」などのコメントが寄せられた。

大変だった工程では、78票で「担当決めのとき」、次いで僅差で74票の「準備のとき」がランクイン。3位は「【当日】屋台営業や展示の当番のとき」(33票)という結果になった。

大変だった工程を「担当決めのとき」と回答した人は、「皆しんどい役はやりたがらず、解決策も見いだせなかったから」「クラス全員の士気がなかなか上がらず、本番直前までクラスが1つにまとまらずに大変だった」「率先してやるタイプの人と人任せなタイプの人に分かれて、前者に負担がかかり過ぎないように配慮するのが難しい」などの意見があった。

2位の「準備のとき」については、「思うように準備が進まなかったり、ピリピリした雰囲気になってしまうことがあったから」「部活優先の人も多かったため、放課後に残って作業する人が少なくて小道具や背景等を作るのが大変だった」との声があった。

3位の「【当日】屋台営業や展示の当番のとき」のエピソードには、「ずっと調理し続けることになり、すごく疲れた」「当初想定していなかったトラブルが起こってしまい、その場にいる人だけで臨機応変に対応しなければならなかったことに大変さを感じた」といったコメントが寄せられた。