俳優の六角精児さんが「酒」と「鉄道」という偏った視点で旅するNHK BSプレミアムの番組『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』。7月29日は89分のスペシャル版として放送され、六角さんが愛してやまないローカル線、JR只見線を2泊3日かけて全線乗り尽くす。
JR只見線は会津若松~小出間(全長約135km)を結び、「全国屈指の秘境路線」ともいわれる。沿線は国内有数の豪雪地帯で、冬期間は福島・新潟県境(六十里越)が通行止めとなることもあり、只見線は地域にとって大切な交通機関として役割を担ってきたという。2011年(平成23)年7月の新潟・福島豪雨で甚大な被害を受け、会津川口~只見間が長期にわたって不通となったが、2022年10月に全線で運転再開した。
『呑み鉄本線・日本旅』の第31弾となる今回、全線運転再開後の只見線を訪れ、車窓に広がる渓谷美や水田といった日本の渓谷美を堪能。六角さんの「只見線のうた」に乗せ、沿線の絶景をたっぷり紹介するという。「午前中は2本だけ?」という本数の少なさから、時刻表と格闘しつつ進む場面も。ディーゼルカーに手を振るなど、沿線住民の「只見線愛」を感じながらの旅となる。
会津の自然の恵みを味わい、沿線に暮らす人々の人情にも触れる。お酒やグルメも紹介され、「この田園風景を守りたい…地元民の思いを込めた酒造り」「天然の雪室で寝かせた酒の味」に加え、「カツカレーとラーメンを両方食べたい時のデカ盛りグルメ」も登場するとのこと。『六角精児の呑み鉄本線・日本旅』の「全線運転再開記念 只見線を呑む!」は、NHK BSプレミアムおよびNHK BS4Kにて、7月29日の18時から19時30分まで放送(予定)される。