Samsungのハイエンドタブレット「Galaxy Tab S9」シリーズがグローバルで発表されました。画面サイズなどの違いで、「Galaxy Tab S9 Ultra」「Galaxy Tab S9+」「Galaxy Tab S9」の3モデルが用意されています。パフォーマンスの向上などに加え、Tab Sシリーズで初めてIP68に対応し、防水性能を備えた点も大きな特徴です。
日本での発売は現時点で明らかにされていませんが、これまでの傾向からすると一部モデルは登場することが期待できそうです。
大画面で防水仕様のハイエンドタブレット
「Galaxy Tab S9」シリーズは、SoCにSnapdragon 8 Gen2 for Galaxyを採用したハイエンドタブレット。いずれもWi-Fiモデルと5Gモデルが用意されています。
最上位モデルの「Galaxy Tab S9 Ultra」は、画面サイズが14.6型の巨大タブレット。本体サイズはH208.6×W326.4×D5.5mm、重さはWi-Fiモデルが732gで5Gモデルが737g。メモリとストレージは、12GB/256GB、12GB/512GB、16GB/1TBの3つの構成です。
「Galaxy Tab S9+」は12.4型のディスプレイを搭載。本体サイズはH185.4×W285.4×D5.7mm、重さはWi-Fiモデルが581g、5Gモデルが586g。メモリは12GBでストレージは256/512GBが用意されます。
「Galaxy Tab S9」は11型のディスプレイを採用しており、本体サイズはH165.8×W254.3×D5.9mm、重さはWi-Fiモデルが498g、5Gモデルが500g。メモリとストレージは、8GB/128GB、12GB/256GBのいずれかとなります。
3モデルともディスプレイはDynamic AMOLED 2Xで、リフレッシュレートは120Hz。バッテリーサイズはそれぞれ11,200mAh(S9 Ultra)、10,090mAh(S9+)、8,400mAh(S9)です。
大画面で没入感のある映像表現に加えて、「Galaxy Tab S8」比で20%大きくなったというスピーカーで音質も向上させたとしています。
S Penに対応して手書き入力もサポート。「CLIP STUDIO PAINT」や「GoodNotes」など、ペンを生かしたアプリや大画面/高性能を生かした動画編集を実現する「LumaFusion」を快適に操作できる点がアピールされています。
「Galaxy Tab S9」シリーズは、「Galaxy」のタブレットとしては初めて防水性能に対応したことで、場所や状況を問わずにタブレットを利用できるようになりました。面白いところでは「Galaxy Tab S9」を水中に入れてS Penで手書きをするデモが行われており、水中でも手書きができることをアピールしていました。
ブックカバーキーボードとDeXモードを組み合わせて、ノートPCのように使うことができます。マルチコントロール機能では、ブックカバーキーボードのタッチパッドをGalaxyスマートフォンと共有して操作も可能になります。例えばスマートフォン側の画像ファイルなどを「Galaxy Tab S9」側にドラッグ&ドロップして貼り付けるといった操作も可能。
大画面でハイエンドのAndroidタブレットは、Samsungに加えてGoogleのPixel Tabletも登場し、今後継続した製品の登場で一定のシェアを獲得できるかもしれません。その意味でも、今回の「Galaxy Tab S9」シリーズが市場にどのように受け入れられるかは注目ポイントです。