BABY JOBは7月25日、さくらさくみらい、花王グループカスタマーマーケティングと協働で「保育現場のトイレ・生理に関する悩みの実態調査」の結果を発表した。調査は3月24日~4月10日、さくらさくみらいに勤務する女性保育士448名、および一般企業に勤める女性社員103名を対象にインターネットで行われた。

  • 勤務中のナプキン交換について

    勤務中のナプキン交換について

「勤務中、どの程度自由にナプキンを替えに行けますか?」と尋ねたところ、「我慢をすることが多く、あまり替えられない」と回答したのは、一般企業に勤める女性ではわずか1%だったのに対し、保育士はその30倍を超える30.3%という結果に。加えて、保育士の2.1%が「常に我慢しており、ほとんど替えられない」状況にあることが明らかに。

また、勤務中は自由にナプキンの交換をすることができないため、「夜用ナプキンを使用」したり、「タンポンとナプキンを併用」したりなど、工夫をしている保育士が多数いることがわかった。

  • 生理を理由に仕事を休んだことは?

    生理を理由に仕事を休んだことは?

続いて、「生理を理由に仕事を休んだことはありますか?」と尋ねたところ、保育士の82.5%が「辛くても休んだことはない」と回答。また、「休みにくいから(迷惑をかけたくない等)」という声も43.5%となった。

  • 勤務中のトイレ利用について

    勤務中のトイレ利用について

次に、「勤務中、行きたいときに自由にトイレへ行けますか?」と質問したところ、「自由にトイレへ行ける」と回答した保育士は2割に満たず、一般企業に勤める女性と比較して3分の1という結果に。

保育士が自由にトイレへ行けない理由としては、「保育から離れることが難しい」がダントツに多く、そのほか「電話や来客応対などで行けない」「休憩中などで職員が少ない時は行けない」という回答が並んだ。