Appleは、「iOS 16.6」と「iPadOS 16.6」を7月25日に提供開始。重要なバグ修正とセキュリティアップデートを含んでおり、対象のiPhone/iPadを使っているすべてのユーザーに推奨している。
アップデートを適用することで、OSの中核を担うカーネル関連の複数の問題に対処。アプリが機密のカーネル状態を変更できる可能性については、iOS 15.7.1より前にリリースされたiOSのバージョンに対して、既に悪用された可能性があるという報告を受けているという。
ほかにも、アプリがroot権限を取得できるおそれや、機械学習関連の処理を担うニューラル エンジン(Apple Neural Engine)においてアプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性、「探す」(Find My)アプリが機密の位置情報を読み取れる不具合などに対処。ブラウザ(Webkit)の脆弱性なども修正する。
アップデートの対象機種は、iPhone 8以降、iPad Proの全モデル、iPad Air(第3世代以降)、iPad(第5世代以降)、iPad mini (第5世代以降)。