映画『ミンナのウタ』(8月11日公開)の上映イベントが24日に東京高等学校で行われ、主演を務めるGENERATIONS from EXILE TRIBEの片寄涼太、関口メンディー、中務裕太、清水崇監督が登壇した。
同作は、大ヒット『呪怨』シリーズをはじめ近年では『犬鳴村』などの「村シリーズ」を手がけた、Jホラーの巨匠・清水崇監督の最新作。カセットテープから流れる“とあるメロディー”を聴いた人々が、次第に自らも口ずさむようになり、不可解な事件に巻き込まれていくサスペンスホラー映画だ。GENERATIONS(白濱亜嵐、片寄、小森隼、佐野玲於、関口、中務、数原龍友)が主演を務め、全員が本人役で出演。劇中ではライブを控えた彼らの活動の裏側や日常も描かれ、現実とフィクションが曖昧になった世界で”呪いのメロディー”の恐怖が襲いかかる。
この日のイベントでは、集まった学生からの質問にキャストが直接回答するコーナーも実施。多くの学生が手を挙げる中、陸上部の男子生徒から「高校時代の部活や活動にどのような気持ちで取り組んでいたか」という質問が寄せられる。
高校生時にはすでにGENERATIONSとして活動していたという片寄は、「中学はサッカーをやってたんで、毎日朝練と練習を繰り返して、(部活で)ドロドロの毎日でした」と学生時代を振り返る。
すでにダンスの道に進んでいた中務も「授業中も授業を聞かずに、ずっと手のウェーブの練習してました」とダンス漬けの毎日だったことを明かす。片寄から「文化祭で踊ったことがあるんでしょ?」と振られると、「本当はダンスしてることを隠してたんですけど、同じクラスのダンスやってる友達に『この人めっちゃダンスうまいよ』と言われてバレちゃって……。文化祭で踊らされて、そこからもうスーパーヒーローみたいなっちゃいました(笑)」と高校時代の思い出を語った。
一方、甲子園を目指していた高校球児だったという関口は「最後の大会は2回戦ぐらいで負けちゃってすごい歯がゆい思いをしたんですけど、好きでずっと続けていってよかったなって思うことがあって」と切り出し、「この世界に入って始球式のオファーを頂いて、そこで133㎞の記録を出してニュースになった」と豪速球で話題を呼んだ始球式のエピソードを披露した。「高校時代まで一生懸命野球と向き合ったことがそこでなんか報われたというか。プロ野球選手になれなかったけど、プロ野球選手と同じマウンドに立って投げることができたことは自分の中ですごい財産。ひょんなことをきっかけに大人になってから活きてくる」と経験談を交えて、熱いメッセージを送っていた。しかし、その始球式で打ち立てた記録は約2日後、ゴールデンボンバー・樽美酒研二に抜かれてしまったといい、しっかりオチをつけたトークで会場の笑いを誘った。
続いて、LDHのダンススクール・EXPGに通っているという女子生徒からパフォーマー2人に「人前で踊るとき、どんなことを意識して踊っているのか、どんなことを大切に思っているのか教えて欲しいです」という質問が。
中務は「EXPGどこ校ですか? 今日から月謝免除ですね!」と和ませつつ、「“考えるな、感じろ”です」と回答。「来てくれてるお客さんは、この日のためにお仕事とか学校とか色々がんばって働いてお金を払ってきてくれてるわけで。なので来て後悔してほしくないので、目の前の人全員を幸せにするっていう気持ちで踊ってます」と真剣な表情で語った。
関口も「自分が一番楽しむことが大事」といい、「自分が楽しんでいると、見てる人も楽しいと思っていて。だからダンスを踊るときも“間違えたらどうしよう”とか思いながら踊れるんじゃなくて、見てる人を楽しませるためには自分が楽しまないといけないから、緊張も楽しもうっていう気持ちで踊っています」と自身のステージに臨む姿勢を明かした。
イベントの最後に中務は、「(高校生の)学生生活は人生の中でこの3年間しかないので、思いっきりやりたいことをやって、怒られるときはいっぱい怒られて、いっぱい青春して学生生活楽しんでくださいね。夢があれば諦めずに追いかけて追いかけまくって、何を言われてもあの自分の思ってる事は曲げずに! これからも学生生活たくさん思いっきり楽しんでいってください!」と学生たちに人生の先輩としてエールを送った。