損害保険ジャパンは7月21日、「海外旅行保険に関する意識調査」の結果を発表した。調査は6月19日~22日、2023年4月~2024年3月の間に海外旅行予定している(行った・検討中含む)15歳以上の男女1,081人(男性567人、女性514人)を対象にインターネットで行われた。

  • 1回の旅行にかけられる1人あたりの費用

    1回の旅行にかけられる1人あたりの費用

「2023年4月~2024年3月の間、海外旅行に行こうと思っている(行った)時期はいつですか?」と尋ねたところ、55.9%が「夏休みシーズン」と回答。日数は「5~6日間」(33.3%)が最も多く、次いで「3~4日間」(28.6%)、「7~9日間」(19.0%)と続き、9割以上が「3日以上」の旅行を希望しているよう。

また、1回の旅行にかけられる1人あたりの費用を教えてもらったところ、「10~19万円」(25%)、「20~29万円」(19%)、「5~9万円」(16%)が多く、7割が29万円以下という結果に。1人あたりの平均では、約32万3,300円となった。

  • 海外旅行において不安なこと

    海外旅行において不安なこと

続いて、「海外旅行において不安なこと」を聞いたところ、「旅行先での事故や病気」(56.0%)、「急な飛行機の欠航や遅延」(49.3%)、「旅行先での盗難被害や持ち物の破損、紛失」(44.3%)、「旅行予約キャンセルによるキャンセル料の負担」(33.8%)など、多様な要因を不安に思う人が多いことが明らかに。

また、日本と比べて医療費が非常に高額な国もあるなど「日本と海外の医療費に違いがあることを知っていますか?」と聞くと、83.9%が「知っている」と回答。しかしながら、19歳以下は68.4%にとどまっており、10代の若年層は海外旅行先で高額な医療費を請求されるケースもあることを知らないまま旅行に行ってしまうリスクがあることがうかがえた。

  • 過去の海外旅行で困ったこと

    過去の海外旅行で困ったこと

次に、実際に海外旅行で困った経験を教えてもらったところ、「空港での手荷物の到着遅れ」(28.4%)、「急な飛行機の欠航や遅延」(27.1%)、「旅行先での持ち物の破損・紛失」(26.6%)が上位に。

そこで、「海外旅行に行く際、保険会社が提供する海外旅行保険に加入しますか? (クレジットカード付帯の海外旅行保険を除く) 」と聞くと、日本と海外の医療費の違いを「知っている」人の83.4%が「加入する」と答えたのに対し、「知らない」と答えた人は49.4%にとどまった。

海外旅行保険に加入する際の方法としては、「旅行プランとセットで加入」(42.4%)が最も多く、次いで「空港のカウンター」「保険会社のホームページ」(ともに19.7%)、「保険代理店」(13.8%)と続いた。