お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が16日、公式YouTubeチャンネル「ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル」に出演。ビートたけしとの初対面で、大感激したエピソードを明かした。
この日、「【百の三 言えなかったありがとう18】ビートたけしさんはピースのDVDを…萩本欽一さんは仮装大賞の本番中に…大物先輩芸人の痺れるエピソード連発!」を公開した又吉。たけしと番組で初共演したときを振り返り、「たけしさんが笑ってくださると、めちゃくちゃうれしいんですよね。“笑ってくれた!”みたいな」と回顧。収録後は、たけしの後ろをついて回ったそうで、「いわゆるあれが、カリスマっていうやつなんですかね。“離れたくない!”みたいな」と語り、「“あんちゃんたち、DVDとかある?”みたいに話しかけてくださって。綾部が、“僕らはDVDを出してないんですけど、劇場でやっているものをお送りしてもよろしいでしょうか?”って」という会話を打ち明けた。
初対面から数日後に、再びテレビ局でたけしと会ったというピース。あいさつをしに行くと、「あのさ、あの1本目のネタさ、ああいうのは俺たちの時代にはなかったからいいよな」と言われたそうで、「(送ったDVDを)もう観てくださってたんですよ」とわざわざ観てくれたことに大感激。さらに、たけしは、「2人は(ボケとツッコミを)逆でもできるから、同じネタでも2本目は逆でやったりしても面白いんじゃない?」というアドバイスをくれたと言い、「すごい発想やなと思って」と吐露。又吉は、この出来事から、共演者のアーティストやアイドルからCDを渡されると、「絶対聴くようにしてる」そうで、「たけしさんが、どこぞの知らん芸人から送られてきたネタを見るならば、できる範囲でちゃんとやろうと思って」と話していた。
また、小説やエッセイなど、作家としても活躍するたけしに対し、「芸人やタレントが本を書くっていうことが、不思議なことではなくなったっていう先駆者ですよね」と尊敬の念を込めた又吉。「芸人って、漫才もコントもやるし、もちろん漫談もやるし、歌も歌うし、本も出すし。全部やっていい“総合演芸集団”みたいなイメージが僕らの世代ってないですか? 一番自由で面白いことは何やってもいいっていうイメージが結構ある」と続け、「歌も歌ってる、本も書いて、映画も撮ってる。しかも、すべて結果を残して、鮮烈な印象を残してるじゃないですか」と、多才な才能を持つたけしへの思いを改めて語っていた。