HIKKYは7月21日、VRイベント「バーチャルマーケット」初の試みとして、7月29日・30日の2日間、リアルイベント「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」を開催すると発表した。場所はベルサール秋葉原(東京都千代田区)。開催時間は10:00〜19:00。入場無料。
同イベントでは「VRショットBAR」がオープンする。大型モニターに映し出されたバーチャル空間のショットバーから提供されるドリンクやフードのイメージは、ソニーの空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」により裸眼で立体的に映し出され、希望に合わせて目の前に提供される疑似体験が可能。提供されるストロベリーサンデー、ライムを添えたウォッカ、パンケーキなど、ドリンクやフードに合わせた「におい」は、ソニーが開発した「におい制御技術」によりイメージと連動して提示されるという。
ショットバーの横には、リアルとメタバースを連動させたゲーム体験ができるビーチエリアがあり、バーチャル側からの参加者と砂の城の攻防戦を楽しめる。大型モニターに映し出されたバーチャル空間には敵のアバターが映っており、撃たれると冷たい感覚を体感。リアル側からの攻撃が当たるとバーチャル側が硬直するといったメタバース空間と現実空間が連動された新感覚のゲームが体験できる。
また、「Cross Greeting Room」では、Metaの「MetaQuestPro」とソニーのモバイルモーションキャプチャー「mocopi」を用いて、新感覚スイカ割りゲームの体験コーナーを提供。参加者は現実空間に置かれているスイカ風船の位置まで身振り手振りでアバターを導くスイカ割りゲームにチャレンジし、アバターが適切な位置で棒を振り下ろすと現実空間のスイカ風船を割ることができるという。
さらに、嗅素(においの素)を手軽に制御するTensor Valveテクノロジーを用いたにおい体験ができるブースを、カンパニーエリアにて展開。「バラ」「チョコ」「ピーマン」「火打ち石」など30種類以上をにおいの嗅ぎ分けにチャレンジできるという。