仮面ライダーシリーズ最新作として、「カード」と「錬金術」をモチーフにした『仮面ライダーガッチャード』が、9月3日より放送スタートすることが明らかになった。
『ゼロワン』、『セイバー』、『リバイス』、そして『ギーツ』――。先の読めない新時代に降り立った「令和仮面ライダー」たちは、それぞれの信念を胸に熱いバトルを繰り広げてきた。そんな彼らに続く令和ライダー第5作の放送が、9月3日よりスタートする。
2023年、新たな未来に向けて走り出すのは――『仮面ライダーガッチャード』。そのモチーフは、「カード」と「錬金術」。「カード」を多彩にあやつる「錬金術師」の仮面ライダーが誕生する。
「錬金術」とは、異なる組み合わせによって“金”を生みだそうとする技術のこと。その神秘的な研究のひとつには、人工的に“生物”を生みだそうとする試みも含まれていた。今作では、それらの実験が人知れず成功した現代を舞台に物語が繰り広げられる。
そんな『仮面ライダーガッチャード』の物語の鍵となるのは、錬金術がもてる最高の技術を集めて造られた、「人工生命体(モンスター)ケミー」。ケミーはバッタやSLなど、この世に存在する万物を模して造られた生命体で、その数は101体。それらは「ライドケミーカード」というカードに保管されていた。
ところが、慎重に保管されていたはずの彼らがカードを飛び出して、一斉に開放されてしまう。偶然、その事件に巻きこまれてしまった主人公の高校生・一ノ瀬宝太郎(いちのせ・ほうたろう)は、仮面ライダーガッチャードの変身ベルト「ガッチャードライバー」を託され、世に放たれたケミーを回収する使命を与えられる。
ケミーは善なる心と響きあえば、人間の仲間となる心強い存在。その証拠に、宝太郎はライドケミーカードをガッチャードライバーに装填することで、ケミーと融合して仮面ライダーガッチャードに変身する。一方で、ケミーは人間の悪意と結合すると、「怪人・マルガム」を生みだしてしまう危険もはらんでおり、まさに善と悪、表裏一体の性質を持っている。
宝太郎の口グセは、「ガッチャ!」。これは「やったぜ!」や「つかまえた!」を意味する英語のスラングですが、宝太郎は101体のケミーすべてを「ガッチャ」することはできるのか!? 9月、まだ誰も見たことのない、仮面ライダー伝説の幕が上がる。
新たな仮面ライダーが発表されると注目を集めるのはそのフォルムだが、ガッチャードの特長はブラックスーツにまとった、明るく輝くブルーのボディ。燦々たる太陽の光に照らされるとまぶしいほどにきらめき、主人公・宝太郎の明るく元気いっぱいな性格を体現しているかのようだ。さらに、マスクの複眼部分が2つの矢印を向き合わせたようになっているのも、大きなチャームポイント。2つの力を融合させて倍以上のパワーを生み出す、錬金術師らしさを表現している。
宝太郎は2枚のライドケミーカードを選び、ガッチャードライバーで錬金することで仮面ライダーガッチャードへと変身する。今回解禁されたキービジュアルに描かれているのは、バッタのケミーである「ホッパー1(ワン)」と、SL(蒸気機関車)のケミーである「スチームライナー」を組み合わせて変身した姿、「仮面ライダーガッチャード スチームホッパー」だ。
ライドケミーカードの数は101枚。今後、組み合わせの妙によってどんな姿のガッチャードが登場するのか――。
本作の脚本は長谷川圭一氏、内田裕基氏ほか。監督には田崎竜太氏(田崎監督の「崎」は立つ崎が正式表記)ほか。プロデューサーを『仮面ライダーセイバー』『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』などを担当した東映の湊陽祐氏が担当する。
さらに、7月21日7:00からYouTube、Twitter、Instagram、TikTokの各公式アカウントでは、『ガッチャード』を映したショート動画を公開予定。この動画のディレクションを担当したのは、『仮面ライダーセイバー』にも出演していた古屋呂敏氏。映像作家でもある古屋氏がとらえた、史上最速のガッチャードの映像となる。
そして、7月28日公開の『映画 仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』に仮面ライダーガッチャードが登場することが決定。映画館の大スクリーンでガッチャードの光り輝く姿をいち早く目にするチャンスとなる。ガッチャードが駆使するアイテムや気になるキャスト情報などは今後、続々と解禁予定。
(C)2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映