元プロ野球選手で野球解説者のアレックス・ラミレス氏が15日、YouTubeチャンネル『高橋尚成のHISAちゃん』に出演。動画「【ラミレス実演解説】大谷翔平進化論! ホームラン量産の理由を野球殿堂ラミレスが徹底分析【ラミレスさんコラボ(3)】」内で、今シーズンの大谷翔平に感じる変化を語った。

アレックス・ラミレス氏

高橋尚成氏から「大谷選手のバッティングのすごさはどこにある?」と尋ねられ、ラミレス氏は「以前は内角の身体に近いボールに対して、(身をのけぞるジェスチャーをとり)次の外のボールを引っ掛けてショートゴロが多かったよね」と振り返りつつ、「今年、彼が素晴らしいのは、真ん中から外に来たボールは逆方向、内角に来たボールは引っ張るという意識がはっきりしている」と持論を展開。

そして、「今は身体に近いボールは見送って逆方向へ、という意識がはっきりしている」「待ってるボールが来たらハードにスイングするだけという感じ」と続ける。

また、ラミレス氏は「もしボールが2球続いたら、3球目はほぼストライクだからそれをしっかり狙っているよね。3球目がストライクでも見送っていた印象だが、今はその状況だと『さあ、ストライクを投げてきなよ』という意識があり、それをしっかり捉えている」と分析。その上で、「本当に自信に満ちあふれている」「現在、彼は最も抑えるのが難しい打者になりつつあるね」と絶賛していた。