ビオフェルミン製薬はこのほど、「薬剤師さんに聞く! 夏に多い下痢のお悩みQ&A」を発表した。下痢の症状が増加する夏本番に向けて、薬の専門家であるスギ薬局 上青木店(埼玉県)の薬剤師・八木澤恭子さんに、下痢の対処法を尋ねた。
夏に起こる下痢の特徴については、「薄着で寝てしまって起こる冷えや、冷たいものの食べ過ぎ・飲み過ぎによる胃腸機能の低下による下痢が多い」と指摘。また食べ物が傷みやすい季節であることから、「細菌性の下痢も増加しやすくなる」と説明している。
下痢の対処法として、「水分を控える」「水分を多めに摂る」どちらが正しいのかとの問いには、「下痢になったら水分補給は絶対です! 下痢が起きているということは、腸で吸収すべき水分が体外に出てしまっています。そのままでは脱水症状になってしまうため、水分を補う必要があります。ゆっくり少しずつでいいので摂取しましょう。吸収がよい経口補水液などがおすすめです」と答えている。
下痢止め薬を飲むタイミングについては、「暴飲暴食や緊張、ストレスによる下痢」に使用すると回答。一方、飲んではいけない時として、「細菌やウイルスなどの感染性の下痢の場合」を挙げているほか、日常的に薬を服用している人は薬剤師に相談するよう呼びかけている。