ポプラ社は7月19日、「小学生に人気の歴史人物ベスト20」を発表した。同ランキングは、同社の学習漫画シリーズ「コミック版 日本の歴史」の売上ランキングを集計したもの。
小学生に人気の歴史人物、1位は「織田信長」だった。「天下布武」をかかげ、武力による全国統一をめざした織田信長。コミック『戦国人物伝 織田信長』には、“彼は乱世に現れた英雄か? それとも情け容赦のない魔王だったのか?”戦国乱世を駆け抜けた稀代の人物の鮮烈な生きざまが鮮やかに描かれている。
続く2位は、伊豆の豪族・北条家に生まれた「北条義時」。頼朝が目指した「武士の世」を実現させるため、朝廷との戦いを決意。コミック『鎌倉人物伝 北条義時』は、朝廷と武士の関係を一変させた「承久の乱」を制し、日本に武士の世をもたらした男の物語となっている。
続いて、「徳川家康」が3位にランクイン。人質生活、数々の別れ。天下統一までの長い長い道のりは、けして平らではなかった家康。コミック『戦国人物伝 徳川家康』には、“江戸”を作った男の、波乱に満ちた人生が描かれている。
続く4位は、“サル”と呼ばれた男「豊臣秀吉」。地位も財産も何も持たない少年が、信長の死後、後継者争いに勝利し、全国を統一。コミック『戦国人物伝 豊臣秀吉』には、日本で一番成り上がった男の生き方が描かれている。
5位は、戦乱の奥州を平定し天下をのぞんだ「伊達政宗」。6位は、戦の天才にして悲運の武将「源義経」。7位は、天下分け目となった関ヶ原の合戦の勝敗を決定づけた“戦国最大の裏切り者”「小早川秀秋」がランクイン。
続く8位は、戦国最強とも謳われた“甲斐の虎”こと「武田信玄」。9位は、秀吉の天下統一を支え、若くして五大老に上り詰めた「宇喜多秀家」。そして、10位には、勝率九割五分を超える戦の天才で、“軍神”や“越後の龍”と呼ばれた戦国武将「上杉謙信」が選ばれた。
以下、11位「渋沢栄一」、12位「明智光秀」、13位「北条政子」、14位「源頼朝」、15位「服部半蔵」、16位「黒田長政」、17位「真田幸村」、18位「柴田勝家」、19位「本多忠勝」、20位「坂本龍馬」がトップ20にランクインした。
なお、「コミック版 日本の歴史」がシリーズ累計300万部を突破したことを記念して、現在一部書店にてフェアが開催されており、書籍の販売に加え、時代別に整列され、読んだ本のチェックリストとしても使える目録リーフレットが配布されている。