俳優の中村倫也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ハヤブサ消防団』(毎週木曜21:00~)第2話がきょう20日に放送される。

  • 中村倫也=テレビ朝日提供

『ハヤブサ消防団』は、山間の小さな集落を舞台に描く戦慄のミステリー。中村は、原作・池井戸潤氏が自身を投影した主人公のミステリー作家・三馬太郎を演じる。物語は、スランプ気味の太郎が亡き父の故郷、“ハヤブサ地区”に移住するところからスタート。都会のストレスから解放され、穏やかな田舎暮らしを手に入れたはずの太郎だったが、地元の消防団に加入したことを機に連続放火騒動や住民の不審死などの怪事件に次々遭遇。真相を追ううち、集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たる。先週放送された第1話は、平均個人視聴率5.9%、平均世帯視聴率10.5%を記録(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。タイトルがTwitterでトレンド入りを果たしたほか、初回見逃し配信再生回数は6日間で220万回を突破した(ビデオリサーチにて算出/7月13日~18日)。

第2話では、“噂”がキーワードとなり、怪しいキャラクターが続々と太郎にからんでくる展開に。太郎は亡くなった浩喜(一ノ瀬ワタル)こそ連続放火の犯人だという根拠のない噂がハヤブサ地区に出回っていることを知り、“浩喜犯人説”を広めた人物を確かめようと動き出す。しかしその矢先、自宅の郵便受けに1輪のシャクナゲの花が投げ込まれていることに気づく。彼の死体が発見された滝壺にもシャクナゲの花束が浮かんでいて――。水面の花を見つめているのは、謎に満ちたヒロイン・立木彩(川口春奈)。シャクナゲの花には何か意味があるのか。さらに映像ディレクターでもある彩は、ハヤブサ地区の町おこし動画企画で太郎に依頼を持ち込むが、その態度はまるでそっけない。

そんな中、父の菩提寺でもある寺を訪れた太郎。住職・江西佑空(麿赤兒)はかつて浩喜を悪の道から更生させるなどして集落の人々の信頼も厚い人物だが、太郎は彼の寺の思わぬ場所で連続放火の被害者の名を見つける。噂について尋ねるが、江西の返答は。

また、太陽光発電企業の営業スタッフ・真鍋明光(古川雄大)も、太郎の前に姿を現す。彼はソーラーパネルの普及を目的にハヤブサ地区を回っており、太郎にも営業をかけてくるのだが、目の奥に冷たいものを宿す彼に、太郎は“ある疑惑”を抱く。はたして悪意を持って噂を流したのは誰なのか。

第2話では、太郎ら消防団メンバーが“消防操法大会”に挑むのも大きなみどころ。消防操法大会とは、消防団員たちが日ごろの訓練の成果を発表し競いあう場だが、この撮影には消防庁&消防団関係者が全面協力。主演の中村をはじめとするキャストたちが特訓を重ね、一致団結して大迫力の放水に臨んだ。現場には消防車や消防団員によるエキストラも多数集結。中村も「贅沢で躍動感あふれるシーンになったのではないでしょうか!」と出来栄えに自信をのぞかせるシーンに注目だ。