今年の夏も太陽の日差しが強く、とても暑い日が続いています。熱中症対策には帽子や長袖を上手く取り入れることが効果的だと言われていますが、現在ツイッターでは、こんな“猛者”のコーディネートに大きな注目が集まっています。

日差しの強いこの夏オススメの着物コーデ(@sakone_shogenより引用)

  • (@sakone_shogenより引用)

投稿主は刀、装束、甲冑、着物、骨董収集が趣味の歴史クラスタで、装束甲冑レイヤーの「左近大夫☆浜次郎/左近少将★今若(@sakone_shogen)」さん。

「日差しの強いこの夏オススメの着物コーデ」として披露したのが、着物に深網笠を被った侍コーデでした。

「着物コーデ」というタイトルに嘘偽りはありませんが、一般的に連想する「着物コーデ」の範疇を遥かに凌駕するストロングスタイル。確かにこんなに大きな笠なら日除け対策としてもばっちりでしょうし、何よりめちゃくちゃ強そう!!

ちなみに、深網笠で戦闘態勢に入ると、このようになるそうです。

ぶっちゃけ浪人笠あると八相の構えしにくいし、刀振るたびに笠グラグラして視界最悪なのよね。 前方しか見えないし。 (@sakone_shogenより引用)

  • (@sakone_shogenより引用)

さらに、深網笠の内側から見る景色はこんな感じなのだとか。

ちなみに笠内部の視点 奥にピント合ってないから更に見えにくく見えるけど、実質視界はこの前の範囲だけ 下なら見えるけどね (@sakone_shogenより引用)

  • (@sakone_shogenより引用)

この衝撃の「着物コーデ」は大きな反響を呼び、ツイートは3.2万件のいいねを獲得(7月18日時点)。「これ、見た目はアレだけど、層が厚いから涼しそうだし、首の後ろも日差しや雨から守ってくれるし最高ですよね♡」「次のパリコレ候補です」「辻斬りコーデ こんな格好で夜中出歩いてるの見たら多分暗い場所なら腰抜かして最悪失禁しそう」「その笠この時期、草刈りとか草抜きに良さそう。会社で購入してみようか。。。」「確かにこれなら崩れ落ちるメイクもばれない! 脇汗も気付かれにくい! 良き!!」など、さまざまなコメントも寄せられました。

ツイ主さんに聞いてみた

実際、この着物コーデは現代の日本の夏に適しているのでしょうか? ツイ主さんに、詳しい着心地などについて聞いてみると……

「こう見えて深網笠の中は涼しく快適で、日除効果や通気性は抜群に良いです。

笠の中は肩幅より広い範囲の空間があり、また素材は畳と同じ藺草で編まれた物ですので軽く、編まれた隙間や開口部から風も入って来るので、通気性は全く問題ありません。

着用した感じなのですが、笠は素材ゆえに軽く、首の負担も全くと言って良いほどありません。ただ、この深網笠は非常に視界が悪いです。横はほとんど見えず、また前も簾の間から覗いてるような状態です。よって歩く時は前の覗き穴よりも、笠の下から足元の少し先を見る感じで歩くことになります。

着ている着物も石川県特産の能登上布という麻着物で、シャリっとした着心地の速乾性のある天然素材ですので大変快適です」

とのことでした!!

深網笠は大きめなので重そうに見えますが軽くて快適なんですね。ぜひ被ってみたくなっちゃいます♪