米国のフォントベンダー・Monotypeは7月19日、フォントワークスをSBテクノロジーから買収する計画を発表。フォントワークスの「LETS」、「mojimo」、「FONTPLUS」といった各種サービスがMonotypeファミリーに加わることとなる。
本件に関し、東京証券取引所の上場企業であるSBTからも発表されており、取引完了は2023年第3四半期中を予定している。日本国内におけるMonotype初の買収案件という。
契約条件に基づき、デザイナー、エンジニア、営業、経営管理のプロフェッショナル73人からなるフォントワークスのチームと同社の知的財産(IP)、テクノロジーおよび「LETS」、「mojimo」、「FONTPLUS」の各種サービスがMonotypeファミリーに加わる。
Monotypeは、同社にフォントワークスの膨大な書体サービスと組織的な専門知識が加わることで、世界中のクリエイターや顧客からの、高級感あふれる日本語書体への需要の高まりに応えられるとしている。また、Monotypeの多言語書体と定評あるHelvetica Now、Neue Frutiger、Gotham、FF Din、Avenir Nextなどの欧文書体を通じ、日本市場のニーズへも対応できるとする。