ハー・ストーリィは7月18日、「住みたいまちに関する本音調査」の結果を発表した。調査は5月25日〜6月1日、15歳以上の男女925人(男性133人、女性792人)を対象にインターネットで行われた。

  • 居住地の住み心地に満足な理由・不満な理由

    居住地の住み心地に満足な理由・不満な理由

調査によると、「現在暮らす地域に住み続けたい」という人はおよそ82%。特に50〜64歳の単身者では約90%と全体平均を大きく上回る結果に。居住地の住み心地についてどのくらい満足しているかを聞くと、約83%が「満足(とても満足、だいたい満足)」と回答し、理由として、「普段買い物する場所が近い」(約55%)、「都市圏へのアクセスがいい」(約43%)、「病院・医院が近い」(約42%)が上位に。

一方、現在の居住地に対して「不満(少し満足、不満)」がある人は約17%。理由を聞くと、「交通手段が少なく不便」(約49%)が最も多く、次いで「商店やスーパーが少なく不便」(41%)、「道が狭い」(約30%)と続いた。

  • 現在お住まいの地域が「重点的に取り組むべき」「改善すべき」と思うもの

    現在お住まいの地域が「重点的に取り組むべき」「改善すべき」と思うもの

次に、現在住んでいる地域について「重点的に取り組むべき」「改善すべき」と思うものを教えてもらったところ、「防犯設備が充実しており防犯上の不安がないこと」(約31%)、「道路が整備されており交通の安全性が高いこと」(約30%)、「子どもを室内で遊ばせることができる児童施設や娯楽施設があること」(23%)が上位に。

ペルソナ別では、子どものいない夫婦世帯やシングルでは「アクセス面」や「余暇活動の便利さ」を重視する傾向が強く、幼児期ママや青年・成人期ママなど、親族の助けが必要となりやすい世帯では「出身地や実家との位置関係」が重視される傾向がみられた。

続いて、現在住んでいる地域について「整っている」「充実している」と思うものを聞いたところ、「防犯設備」(31.4%)、「道路」(30.6%)、「屋内の児童施設や娯楽施設」(22.9%)が上位に。

  • 住み続けたいと思う街の条件として必要な施設

    住み続けたいと思う街の条件として必要な施設

また、住み続けたいと思う街の条件として必要な施設を教えてもらったところ、1位「スーパーマーケット」、2位「病院・医院」、3位「銀行・郵便局」、4位「コンビニ」、5位「飲食店」という結果に。特に、「乳・幼児期ママ(既婚/第一子:0〜6歳)」は、「病院・医院」と回答した人が多かった。