岐阜県関ケ原町では、9月9日から10月15日までの期間を「大関ケ原祭 2023」と位置づけ、関ケ原古戦場の魅力を発信する各種イベントを開催する。
「大関ケ原祭 2023」の会場は関ケ原ふれあいセンター、陣場野公園、岐阜関ケ原古戦場記念館周辺。オープニング日の9月9日は、笹尾山駐車場特設ステージにて「関ケ原ナイト 2023」を開催。今年も、石田三成が陣を構えた笹尾山の特設ステージにて、俳優・竹下景子さん(岐阜関ケ原古戦場記念館アンバサダー)、岐阜県出身の声楽家・城宏憲さんらによる一夜限りの野外劇 野外朗読音楽絵巻「関ケ原の記憶」を上演する。ステージ最後には3,000発の「鎮魂の花火」が夜空に打ち上がり、フィナーレを飾る。チケットは全席有料で、S席が2,000円(お土産付き)。A席が1,000円となっている。
今年は新たに、淀殿(豊臣秀吉の側室・茶々)役として、本県出身で、昨年度、岐阜県芸術文化奨励を受賞された声楽家・田島聖子さんを迎え、音楽的にもさらに幅を広げ、運命の1日である慶長5年(1600年)9月15日の、関ケ原の合戦を取り巻く武将たちの心情に迫る。
10月14日、15日には、メインイベントを開催。(関ケ原町が例年開催する「関ケ原合戦祭り」との同時開催)。14日は、国際日本文化研究センター教授・磯田道史氏と岐阜関ケ原古戦場記念館館長・小和田哲男氏による「関ケ原トーク」、東西対決 花いけバトル。15日には、国際日本文化研究センター名誉教授・笠谷和比古氏を迎えての「関ケ原トーク」、東西人間将棋ほか、2日間にわたり多彩なイベントを予定している。
加えて、大関ケ原祭2023会期中の9月15日関ケ原合戦の日には、のろし上げ再現、関ケ原鉄砲隊の演武、9月24日には関ケ原陣跡制覇ウォーキングほか、各種イベントを開催する。