公益社などの葬儀社を傘下に持ち、葬儀から終活までのライフエンディングのトータルサポートを提供する、燦ホールディングスが、過去5年以内に喪主もしくは葬儀を執り行った40~70歳代の男女2,000名を対象に葬儀費用に関する実態調査を実施した。
過去5年以内に執り行った葬儀の平均金額は、1,31万6,000円であり、コロナ禍前1,41万2,000円、コロナ禍後1,25万6,000円と15万6,000円の差がみられる。
葬儀費用の内訳別 平均金額
会場・祭壇・棺・遺影・セレモニースタッフ・車両にかかった平均金額は、68万2,000円。
会食・返礼品などにかかった平均金額は、17万8,000円。
宗教者への謝礼、お布施、戒名料、火葬費などにかかった平均金額は、27万7,000円。
葬儀を執り行う前に想定していた費用は、「50万円以上100万円未満」が最も多く、実際にかかった費用との差がみられる。
葬儀の形式は全体の66%が「家族葬」であり、コロナ禍前とコロナ禍後を比較すると、59%から71%に増加した。また、葬儀を執り行った会場は全体の82%が「葬儀社のセレモニーホール」であった。
葬儀に参列したのは、1位「家族」1,805名、2位「親族」1,381名となっており、30名未満の参列者による小規模な葬儀が73%、100名以上の大人数の葬儀は、わずか3%となっている。