女優の杏が18日、映画『キングダム 運命の炎』(28日公開)の公開直前イベントに出席。フランス移住後初のイベント登壇となった。
同作は原泰久による、人気コミックスの実写化作。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山崎賢人)と、後の始皇帝となるエイ政(吉沢亮)が、ともに中華統一を目指す。2019年、2022年に公開され大ヒットを記録、今回が第3弾となる。
この日のイベントには主演を務めた山崎賢人(※崎はたつさき)と、岡山天音が参加。イベント中盤に杏がスペシャルゲストとしてサプライズ登場した。
集まった1,500人からの大きな歓声を受けながら、鮮やかな赤のワンピース姿で登場した杏は、「本日はお招きいただき、ありがとうございます。お暑い中ですが、皆さまどうぞよろしくお願いいたします」と挨拶し、会場を盛り上げる。
フランスと日本の2カ国を拠点に活動し、今回が帰国後初のイベント登壇となった杏は「こういう場所が新宿にあるんだと初めて知りました。きょうは刻んで帰りたいと思います!」と笑顔を見せた。
もともと『キングダム』原作のファンであり、第1作を劇場で観たという杏。「まさかこうして出演して、封切られることになるとは……万感の思いです」と感慨深げな表情を見せ、山崎と岡山に「観てました!」と声をかける。今作では共演シーンがなく、この日が杏と初対面だという山崎は「さっきフランスのお土産をいただいて。本当優しいなって」とエピソードを披露。しかし、MCを務める南海キャンディーズ・山里亮太から「お菓子もらってめちゃめちゃ嬉しそうにして、子どもみたいだったよ!」とばらされてしまい、照れた表情を浮かべていた。
山崎は杏が演じる紫夏のシーンを観て号泣してしまったそうで、「紫夏の優しさというか、懐の大きさというか、包み込んでくれるような感じに、杏さんの人柄がそのまま出ているんだろうなと勝手に思っていました」と印象を明かす。演じた本人である杏も同じく泣いてしまったといい、「原作の中でも屈指の名場面なので、今回(演じることが)できてよかったです」と公開を前に集まった観客の期待をあおった。
また、撮影を振り返った杏は「アクションシーンってセッティングの時間があるので、そこまで(感情を)キープしないといけない。なので『よ~い』の段階から“わあぁ~!!”と叫んだりしながらフルテンションに(持っていっていた)!」と回顧する。これには山崎も共感を示し、「結構アクティブな人が多かったので、合間でもミットとグローブを持ってスパーリングやミット打ちしたりしてました」と撮影の裏側を明かした。しかし、岡山はそこには参加していなかったようで、「天音は読書してました」と山崎が話すと、「いっぱい読みました」と返し、笑いを誘っていた。