神戸市交通局は18日、神戸市営地下鉄の西神・山手線と北神線のダイヤ改正を2023年8月18日に実施すると発表した。ダイヤ改正に合わせ、使用車両を6000形に統一し、1000形と7000系の定期運行を終了することも発表された。
1000形は神戸市営地下鉄で最も古株の車両で、1977(昭和52)年の地下鉄開業当初から活躍し、1987(昭和62)年までに計108両(18編成)製造された。7000系は1988(昭和63)年に開業した旧北神急行電鉄の車両。神戸市営地下鉄西神・山手線で使用される電車の規格に準じて製造され、寸法や性能、運転関係の機器配置は1000形に準じているという。旧北神急行電鉄は2020年6月に市営化され、神戸市営地下鉄北神線に。7000系も神戸市交通局所属の車両となった。
西神・山手線と北神線では、2019年2月にデビューした6000形による車両更新が進み、2021年に3000形、2022年に2000形が引退。1000形も残りわずかとなっていたが、8月18日のダイヤ改正で7000系とともに定期運行を終了することとなった。車両を6000形に統一することにより、「快適性の向上と、バリアフリー化の推進に貢献します」と神戸市交通局は説明する。
今回のダイヤ改正は車庫機能の再編にともない谷上車庫の運用を一時休止するため、実施するという。平日朝8時台に名谷駅以西、西神中央行の列車2本を増便するほか、各駅で発着時刻の変更など予定している。ダイヤ改正の実施について、車内・駅構内ポスターや神戸市交通局のサイトなどで周知を図り、7月19日から西神・山手線と北神線の各駅でポケット時刻表も配布する。