LINEの「送信取消」メニューが表示されない場合
LINEの「送信取消」は、投稿済みのメッセージを自分のトーク画面からも相手のトーク画面からも消去できる機能です。しかし、メッセージを長押ししても「送信取消」のメニューが表示されない場合があります。
LINEで送信取消できない場合の「よくある原因」
LINEで「送信取消」ができないときは多くの場合、次の三大理由が当てはまります。
- メッセージを投稿してから24時間以上が経過した
- 送信取消する前にメッセージを「削除」した
- 「送信取消」の対象外とされている項目だった
メッセージを投稿してから24時間以上が経過した
LINEの送信取消には時間制限があり、メッセージを「送信後24時間以内」に行う必要があります。投稿してから24時間が経過すると、メッセージを長押ししてもメニューに「送信取消」ボタンが表示されません。
送信取消する前にメッセージを「削除」した
送信取消を行う前にメッセージを削除した場合は、元のメッセージが表示されないため、長押ししてメニューを開くことすらできません。
ただし、スマホのLINEアプリで自分の投稿を削除しても、PC版LINEでは削除されず残っています。PC版LINEに残された投稿を右クリックすると「送信取消」を選ぶことができます。
「送信取消」の対象外とされている項目だった
LINEの「送信取消」では誤って投稿したスタンプや画像も消去できますが、対象外とされている投稿の種類もあります。送信取消ができない場合は、その投稿が対象外の種類かもしれません。
送信取消できない投稿種類
- 通話の履歴
- イベント
- スタンプのプレゼント
- LINEPayの送金・送金依頼
- LINEギフト
- 投票
- 日程調整
- あみだくじ
- アルバムやノートの削除・編集履歴
送信取消できる投稿種類
- メッセージ
- スタンプ
- 画像(写真など)
- 動画
- ボイスメッセージ
- URL
- 連絡先
- 位置情報
- ファイル
- LINE MUSIC
- アルバムやノートの作成・編集通知
アルバムやノートに関するメッセージや操作履歴については、送信取消の対象となる場合とならない場合の違いがわかりにくいでしょう。筆者が検証したところ、アルバムやノートに関するサムネイル付きのお知らせ(通知メッセージ)は送信取消に対応、文字のみの操作履歴は非対応でした。
LINEで送信取消できない場合の「まれな原因」
LINEで送信取消ができないときは、「24時間以上経過」「先に削除済み」「対象外の項目」が三大原因といえますが、次のようなレアケースに当たっている可能性もゼロではありません。
- LINEのアプリやサービスに不具合が発生している
- スマホ本体や通信環境に問題が生じている
- 相手が「既読回避アプリ」でメッセージを復元できてしまう
- 自分もしくは相手のLINEバージョンが相当古い(2017年12月リリースの7.12.1未満)
- 相手が公式アカウントかつ自分のLINEバージョンが12.13.0よりも古い
理解しにくいのは「既読回避アプリで復元」というケースでしょう。Androidスマホ向けには、LINEに既読をつけずにメッセージを読める「既読回避アプリ」と呼ばれるものが存在します。自分のLINEでメッセージの送信を取り消せたとしても、相手が既読回避アプリを使っている場合は、疑似的にそのメッセージが復元される可能性があります。この場合「送信取消できない」というより、「送信取消できても効果がない」という状態になります。
LINE公式アカウントが相手でも送信取消が可能に
相手がLINE公式アカウントの場合、かつては送信取消は不可能でした。しかし、2022年8月にリリースされたLINE バージョン12.13.0以降は、LINE公式アカウントとのトークルームでも自分からのメッセージを送信取消できるようになりました。