アドエモは7月14日、「退職金に関する意識調査アンケート」の結果を発表した。調査は7月1日~ 4日、正規社員として働いている、働いた経験がある20代~60代の男女300名(男性133名、女性167名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、自社に「退職金がある」という人は300人中235人。「もし、退職金がない会社で働いているとしたら、転職したいですか?」と聞くと、128人が「転職したい」と回答。退職金がない会社についてどう思うかを聞くと、「酷い・モチベーションが下がる」(123人)がダントツに多く、次いで「老後が心配」(36人)、「ブラック企業」(28人)と続き、「正社員であれば支払われるべき」「長年勤めた会社に貢献していくわけですから、退職金は欲しい」といった声が寄せられた。
一方、「退職金がない」という人は65人。主に「製造業」(24.6%)、「接客業」(15.4%)、「医療・介護福祉」(13.8%)といった職種で退職金がないケースが多いよう。なぜ退職金がないと思うのかを聞くと、「社員数が少ないから」(31人)や「資金が足りないから」(24人)が多く、自由回答では「そこまでの未来が約束されるような安定した会社環境ではないから」「経営が悪化していたから」「上層部が給料の大半を搾取しているから」「家族経営のワンマンだから」といった声が。
また、退職金がない会社で働いている理由を聞くと、「退職金にこだわらないから」(24人)、「仕事内容を重視しているから」(12人)といった意見が目立ち、自由回答には「仕事が楽だから」「仕事内容が魅力的だから」「給料が高い、頑張りに応じてインセンティブもあるから」「労働時間や勤務条件が自分のライフスタイルに合っている、人間関係も良好だから」といった声が寄せられた。