俳優の堺雅人が主演を務めるTBS系日曜劇場『VIVANT』(読み:ヴィヴァン)(毎週日曜21:00~)が16日にスタート。第1話に二宮和也がサプライズで登場した。二宮が日曜劇場に出演するのは2022年放送の『マイファミリー』以来。監督の福澤克雄氏とは2018年の『ブラックペアン』以来のタッグとなる。
本作は、『半沢直樹』をはじめ数々の大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄氏の原作・演出最新作。主演の堺のほか、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級、日曜劇場史上最も豪華な主要キャスト陣をはじめ、放送前に総勢42人の出演者が発表されていたが、彼らがどんな役柄を演じるのか、一体どんな物語なのかは完全にシークレットだった。そして今夜の放送をもってついにベールを脱いだ。
第1話では、堺演じる大手商社「丸菱商事」の社員・乃木憂助が、所属部署で起きた誤送金事件の損失130億円を回収するため、中央アジアの「バルカ共和国」へ。そこで乃木は CIAの友人・サム(Martin Starr)から得た情報をもとに、金の受取人・アル=ザイール(Erkhembayar Ganbold)にたどり着くも、追い詰められたザイールは自爆。爆破事件の容疑者となり現地の警察に追われる乃木は、阿部演じる公安刑事・野崎守に助けられ、さらに二階堂演じる医師・柚木薫と出会い、共になんとか日本大使館に逃げ込むことに成功する、というスリリングな展開が息つく暇もなくスピーディーに描かれた。野崎が存在を示唆する新手のテロ組織、そしてその一員であるザイールが乃木に対して放った謎の言葉「ヴィヴァン」とは・・・?
二宮は第1話のラストシーンに、バルカ共和国の草原で現地の衣装を身に纏い、現地の言葉を話す青年として登場。同じく現地の言葉を話す役所演じる男性に対し「父さん」と話しかけていた。果たして彼らは一体何者なのか。この先、乃木とどのように関わっていくのか。
■二宮和也コメント
今回このような登場は初めてなので、視聴者の皆さんに驚いてもらえたらうれしいです。初共演の堺さんは、常に周囲を気遣って、居心地のいい現場作りをしてくださっています。僕は前に出過ぎず、引き過ぎずのいい塩梅で、堺さんにその押し引きをドンとぶつけていきたいですね。視聴者の皆さんには、そうした芝居のメリハリも伝わればいいなと思います。そして僕は役所さんとのシーンが多いのですが、役所さんとはずっと一緒にお芝居がしたいと思っていましたので、今回ご一緒にできて本当にうれしいです。ようやく出会えた作品が『VIVANT』というのはなかなか濃いですけど(笑)。これほどのスケールの大きな連続ドラマは、あまり見たことがないので、僕自身も毎週見るのを楽しみにしています。またこの作品は見方を変えて何度も見てもらうと、点と点が線に繋がる瞬間が絶対にあるので、そういう楽しみ方もぜひしてみてほしいですね。
(C)TBS