読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『CODE-願いの代償-』(毎週日曜22:30~)が現在放送中だ。台湾で大ヒットしたドラマを原作に、日本版としてオリジナル要素をふんだんに盛り込む同作は、幾重にも重なる事件と欲望が渦巻くノンストップ・クライム・サスペンス。婚約者を失い絶望の淵に落ちた刑事・二宮(坂口健太郎)が、その死の真相を追い求める中で「どんな願いも叶える」という謎のアプリ「CODE」を手にしたことから物語が始まる。
今回は、同作で「CODE」の謎を追うフリーの記者・椎名一樹役を演じる染谷将太にインタビュー。自身が取材で会う記者たちの印象、主演を務める坂口健太郎が“スタッフを惑わせながら”盛り上げる現場の雰囲気、30歳にして20年ほどの業界歴を持つ染谷の現場での立ち振る舞い方について話を聞いた。
■椎名なりの記者像を作りました
――『CODE』の企画を最初に聞いたとき、どのような印象を持ちましたか?
ノンストップ・クライム・サスペンスという言葉がふさわしいドラマだなという印象でした。展開も速くて、どんどん事件が進んでいって、謎が何層にもなっていく。まず台本が読み物として面白くて、「やるのは大変そうだな」と思いつつ、撮影ではその大変さも楽しんでいます。
――染谷さんは、「CODE」の謎を追うフリーの記者・椎名一樹役を演じます。
椎名という人間はつかみどころがないのですが、軸に信念があって、ブレずに「CODE」の謎に向かっていきます。ドラマが進むにつれて明かされていくことなのですが、椎名のベースになっているエネルギーみたいなものがあって、自分もそれがブレないように演じています。
――フリーの記者役ということですが、役作りで何か参考にしたものはありますか?
具体的に何かを参考にしたわけではないんですけど、椎名が置かれた状況と、フリーの記者で謎に向かっていくという環境がすごく合っていて、作品をより魅力的で面白く描ける設定だなと思いました。なので、台本で描かれていることだけではなくて、椎名はきっと今までこういう人生を歩んできたんだろうなという台本に描かれていない部分も自分なりに想像して、かなりエンタメ化してると思うんですけど、椎名なりの記者像を作りました。
――今回もこうして取材を受けていただくなど、様々な記者と接する機会も多いと思いますが、記者という職業に対してはどのようなイメージをお持ちですか?
イメージですか! イメージ……個性豊かな印象ですね。当たり前ですけど、記者さんによって性格や考え方が違うので、質問も違う。記者の方が変わったら、自分の発言のニュアンスも変わるじゃないですか。それが面白いというか。活字に落とし込むってある種の表現だと思うので、役者の表現とはまた違うけど、そういう個性豊かな印象があります。