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キャンプ・アウトドア料理初心者でもスモークチップを使えば簡単に燻製料理を作ることができます。ただ、サクラやヒッコリーといった燻製材の種類や使い方などはいまいちピンとこないもの。そこでこの記事では、スモークチップの種類や特徴、おすすめ商品を紹介します。
スモークウッドとの違い
スモークチップとは
「スモークチップ」とは、燻製をする際に使う木を細かく粉砕したチップ状の木材です。一方、木を粉状にしたものを再び長方形の形にしたものが「スモークウッド」です。
燃焼させる際に熱源が必要なスモークチップに対し、スモークウッドは直接火をつけて使用します。キャンプなどで手軽に燻製調理を楽しめるのは、扱いやすいスモークチップとなります。
燻製調理の種類・方法
調理器具であるスモーカーにもよりますが、一般的な燻製方法には「熱燻法」「温燻法」「冷燻法」の3種類があります。それぞれどのような調理法なのか見ていきましょう。
熱燻法:初心者向き
熱燻法は、80~140度の高温で燻煙をかけるスモーク方法。温度管理が簡単なので初心者でもチャレンジしやすいのがポイントです。食材と燻煙スペースを確保すれば省スペースでも調理可能ですし、コンパクトサイズでもじゅうぶんに熱燻法が楽しめます。
スモークチップを加熱用の皿にのせ、コンロの火を点火するだけ。手軽にでき、燻製時間が短かくてすむので、ファミリーキャンプなどにもおすすめです。
熱源は木炭でも代用できますが、火加減が難しいので初心者はコンロをおすすめします。
温燻法:上級者向き
温燻法は、30~80度ほどの温度で燻煙をかける方法。一般的に燻製といわれているものは温燻法を指すことが多いでしょう。数時間かけてじっくりと燻煙する必要があるので、ベテランキャンパーやいつものキャンプ飯にあき始めている方におすすめ。
長時間要するので、スモークチップではなくスモークウッドが必要です。スモークウッドはチップと違い、直接燃やして利用します。
冷燻法:アウトドアには不向き
冷燻法は、15~30度ほどの低温で長時間燻煙をかける方法です。温燻法よりも長い時間燻製しなくてはいけないことと、食材の下処理に時間がかかるため、基本的にアウトドアには向きませんが、専用の家庭用スモーカーなどを利用すれば、比較的短時間でおいしいスモークサーモンなどが作れるでしょう。
スモークチップの種類
スモークチップには、サクラやヒッコリーなどさまざまな木の種類が存在します。それぞれ香りや風味に違いがあり、適した食材も変わってきます。
ここではそんなスモークチップの代表的な種類を紹介していきます。
サクラ
香りが強く、かすかに甘い。日本で最もポピュラーな燻製材。牛肉、豚肉、鶏肉をはじめオールマイティーに活躍するのがサクラです。
ヒッコリー
アメリカでスタンダードなバーベキューでよく使われる、燻製材です。日本でももちろんメジャーです。豚・鶏・魚介に向いているチップで、初心者でも使いやすいでしょう。
ナラ
くせがなく、やさしい香り付けが特徴で、色付きがとても濃く出る燻製材です。
ブナ
ナラと同じくくせがなく、色付きがとても濃く出るのが特徴で、ヨーロッパではスタンダードな燻製材です。
クルミ
くせがなく、肉系・魚介・チーズ・練り物までどんな食材とも相性抜群です。
メスキート
薪として高温で長時間燃え続けるため、バーベキューの燃料・香り付けによく使用される燻製材です。
りんご
ほのかに甘く、魚介や豚肉によく合う。サクラやヒッコリーなどと同様日本でも人気が高い燻製材です。
ピート
モルトウイスキーを香り付ける際に重要な素材「泥炭」。酒のつまみにふさわしい強烈な香りが魅力です。
バーボンオーク
バーボン樽に使われたオーク材を原料としてチップにしたもの。酸味が強く、脂身の多い豚肉によく合うでしょう。
ブレンドチップ
メーカーによってブレンドされたチップでくせが少ないのが特徴。「どのスモークチップがいいかわからない」と迷ってしまったらブレンドを選ぶのもおすすめです。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)