Googleは7月13日、対話型生成AI「Bard」のアップデートで対応言語が40以上の言語に拡大したと発表。また、音声読み上げや直近のスレッドの保存といった新機能も追加した。

  • Google Bard(日本語の試験版)

「Bard」は、大規模言語モデル(LLM)「PaLM 2」をベースにしたGoogleの対話型生成AI。米国時間5月10日に開催した開発者カンファレンスGoogle I/Oのキーノートで日本語対応を果たしていたが、合わせて対応言語を40カ国語へ拡大する計画も発表していた。

7月13日に実施したアップデートにより、Bardはアラビア語、中国語、ドイツ語、ヒンディー語、スペイン語を含む40以上の言語に対応した。また、ブラジルやヨーロッパ全土を含む国や地域でBardにアクセスできるようになった。

新たに追加された機能は、単語の正確な発音を聞きたいときや、詩・台本などセリフを聞きたいときなどに役立つ「音声読み上げ」、サイドバーに最近の会話を表示できる「会話の固定と名称変更」、Google Colabに加えPythonコードをReplitにエクスポートできる機能、Bardとの会話を他者と共有できる機能など。

なお、英語版では、Googleレンズの導入により画像を認識できるようになったり、Bardからの回答を5つのオプション(シンプル、ロング、ショート、プロフェッショナル、カジュアル)に変更できるようになる機能追加も行われている。