フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、日光さる軍団に入社した新入社員たちの奮闘を追った『就職先はさる軍団2 ~汗と涙の新入社員物語~ 後編』を、16日に放送する。

  • 『ザ・ノンフィクション 就職先はさる軍団2 ~汗と涙の新入社員物語~ 後編』より=フジテレビ提供

2022年春、伝統芸能の世界に足を踏み入れた10人の若者たち。彼らが「入社」したのは「日光さる軍団」。反省ザルでおなじみの村崎太郎(61)率いる「猿まわし」を行う会社だ。

伝統芸能を受け継ぐ「さる軍団」も、今や「週休2日シフト制」の会社組織に。「働き方改革」という時代の波に揺れている。その一方で、新施設を続々オープンさせるなど、コロナ禍で落ち込んだ収益をなんとか回復したい会社にとって、新人たちが1日も早く一人前になることは切実な課題でもあった。

今年1月。1年で最も忙しい年末年始の興業を無事に終え、2月に行われる「新人発表会」に向けて練習に励む新人たち。そんな中、1人で興業もこなせるほどに成長していた中村さん(20)が、突然、会社から姿を消した。指導役の先輩社員に届いたのは「自分が何をやりたいのか、なりたい姿がなんなのか、そもそもこの仕事に向いているのか分からなくなりました。」というメッセージ。

さらに、地方興行に出ていた新人の行いを撮影した動画が「サルへの過剰なしつけではないか?」とSNSで拡散し、炎上してしまうことに。客前で披露するはずの「新人発表会」は中止に追い込まれてしまう。

伝統芸能や師弟関係、生き物の命と向き合う仕事を選んだ「新入社員」の汗と涙の行方は…。指原莉乃のナレーションで追っていく。

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