阪急交通社は7月13日、「観光目的で行きたい山手線の駅ランキング」を発表した。調査は4月19日~28日、全国の20代以上の男女535名を対象にWebアンケート方式にて行われた。

  • 渋谷

    渋谷

JR山手線の駅の中で、観光目的で行きたいと思う駅を教えてもらったところ、世界的にも有名なスクランブル交差点が駅前にある「渋谷駅」が1位に選ばれた。2012年の「渋谷ヒカリエ」を皮切りに、2018年に「渋谷ストリーム」、2019年に「渋谷スクランブルスクエア」や「渋谷フクラス」など、続々と新しい施設が誕生しており、20代、30代を中心に「流行りの最先端だから」「今街が変貌を遂げているから」といったコメントが集まった。

  • 上野

    上野

続く2位は「上野駅」。世界遺産である「国立西洋美術館」をはじめ、美術館や博物館が数多く点在し、文化・芸術を楽しむ観光にはうってつけのエリア。また、140年以上の歴史がある「上野動物園」や、独特の雑多な雰囲気が魅力な商店街「アメ横(アメヤ横丁とも)」などもあり、比較的若い世代から人気の「渋谷」に比べ、「上野」は50歳以上の票が多かった。

  • 新宿

    新宿

3位には、1日の乗降客数が世界一の「新宿駅」がランクイン。日本一の繁華街と呼ばれることも多く、東口側は店舗が多くにぎやかなエリア、西口側はオフィスが多く比較的落ち着いた雰囲気に。超高層ビルが立ち並び近代的な風景が広がる一方で、新宿ゴールデン街、思い出横丁などディープな飲み屋街もあり、レトロなスポットとしても人気を集めている。

  • 東京

    東京

4位は、新幹線の発着駅である「東京駅」。東京の玄関口ともいわれ、1914年創建時の姿に復元された赤レンガ造りの駅舎が、大きな見どころに。また、駅から出なくても買い物が楽しめるエキナカ商業施設「グランスタ」、丸の内口側には日本郵便が手掛ける「KITTE」、八重洲口側には2023年3月にオープンした「東京ミッドタウン八重洲」など、大型の商業施設が充実している。

  • 原宿

    原宿

5位には「原宿駅」がランクイン。降りてすぐの「竹下通り」は、若者向けのファッションや雑貨のお店でにぎわっており、日本のカワイイ文化の発信地として海外からの観光客にも人気のスポット。他方、都心部にありながら70万平方メートルもある敷地に鎮守の杜が広がる「明治神宮」、大型イベントが多く開催されている「代々木公園」などもあり、原宿を選んだのは20代、30代が多かったものの、60歳以上の割合も同程度に多い結果となった。

  • 観光目的で行きたい山手線の駅ランキング

    観光目的で行きたい山手線の駅ランキング

以下、6位には、巨大な電気街としてはもちろん、ゲーム、アニメといったサブカルチャーの聖地としても有名な「秋葉原駅」、7位には、“雰囲気が良さそう”というコメントが多く、ラグジュアリーな時間を過ごすことのできる「恵比寿駅」、8位には、“サンシャインシティ”が有名な「池袋駅」、9位には、韓国系のお店が多数立ち並ぶ「新大久保駅」、10位には、桜の名所でもあり、カフェ巡りなどが楽しめる「目黒駅」がトップ10にランクインした。