俳優の高橋文哉が主演を務める、映画『交換ウソ日記』(公開中)の本編映像が14日、公開された。

  • 左から高橋文哉、桜田ひより

    左から高橋文哉、桜田ひより

同作は櫻いいよ氏による同名青春小説の実写化作。高校2年生の希美(桜田)は、ある日移動教室の机の中で「好きだ。」と書かれた手紙を見つける。送り主は、学校イチのモテ男子・瀬戸山(高橋文哉)。イタズラかなと戸惑いつつも、返事を靴箱に入れたところから、ふたりのヒミツの交換日記が始まる。そんな中、実はその手紙や交換日記が親友宛てのものだったことが判明。勘違いから始まった交換日記だったが、本当のことが言い出せないまま、ついやり取りを続けてしまう。

今回は切ない片想いシーンを本編から特別公開。瀬戸山に想いを募らせる希美は、瀬戸山と江里乃(茅島みずき)がメリーゴーランドに乗り仲良く話している様子を後ろから切なげに見つめる。遊園地から帰ってきて自分の部屋で瀬戸山とやり取りを重ねてきた交換日記を読み返し、思わずノートに書いてしまったのは「好き」という2文字だったが、大粒の涙を流しながらその“好き”という文字を力強く塗りつぶす。

同シーンは撮影の序盤に撮ったため、桜田本人も「心情を掴むのに苦戦した」と話しているが、竹村監督、脚本家、他スタッフとも話し合いを重ねて臨んだという。本番では5分程カメラが回る長回しのカットとなったが、モニター前では制作陣も桜田の迫真の演技に時間を忘れ、引き込まれていったほどの見事なシーンとなった。

このシーンについてSNS上では「希美ちゃんの瀬戸山くんを見つめる切ない表情や大粒の涙は胸がぎゅーってなりました」「希美ちゃんが涙目になる所で号泣した」「ひよりちゃんのおっきい目からこぼれる涙の美しいことよ…」など反響を呼んでいる。「希美の自分の意見を言えないところ、めっちゃ共感した」や「そのままでもいいんだよって言われた気がした」など、希美に共感して背中を押されたという声も多く見られた。

(C)2023「交換ウソ日記」製作委員会