ソニーは7月12日、8つの収音モードを切り替えられるショットガンマイクロホン「ECM-M1」を発表した。価格は45,100円。7月28日より発売する。
ECM-M1は、4つのマイクカプセルを搭載し、独自のビームフォーミング技術により多彩な収音モードを備えるショットガンマイク。収音モードは、鋭指向性 / 単一指向性 / 全指向性 / 後方鋭指向性 / 鋭指向性(前+後) / 鋭指向性(前/後)セパレート / STEREO / 超鋭指向性の8種類。
モードの使用例を挙げると、超鋭指向性モードではマイク正面(約30度範囲)の目的音を取り込むと同時に、周囲の環境音をリアルタイムで解析。正面以外の音をより効果的に抑制する。被写体がつねにマイク正面にいて、周囲の音をなるべく取り込みたくないインタビューや自撮りなどの撮影シーンに適したモードだ。
モード切り替えは、ロック機構付きモードダイヤルから行うため、直感的かつ確実に切り替えられる。ほかにも、不要な雑音を除去するノイズカットフィルター、振動や風切り音などを低減するローカットフィルター、低域の振動ノイズを抑制する防振構造などを採用している。
対応カメラでの使用では、4チャンネル記録や3/4チャンネルに全指向性モードでのセーフティ記録もサポート。周波数特性は40Hz~20 000Hz。本体サイズはW40×D64.4×H72.2mm、重さは65g。風によるノイズを低減するウインドスクリーンが付属する。