ジブラルタ生命保険は7月12日、「教員の意識に関する調査2023」の結果を発表した。調査は5月30日~6月5日、20歳~69歳の教員(小学校・中学校・高等学校・特別支援学校)2,000名(男女各1,000名)を対象にインターネットで行われた。
教員になりたいと思った理由を聞いたところ、「教えることが好きだから」(40.1%)、「子どもが好きだから」(36.7%)、「尊敬する教員・憧れる教員に出会ったから」「収入が安定しているから」(いずれも30.0%)、「学校生活の楽しさが忘れられなかったから」(12.7%)が上位に。また、どのようなときにやりがいを感じるか聞いたところ、「児童・生徒の成長が感じられたとき」(69.0%)が最も高く、次いで「児童・生徒の笑顔をみたとき」(55.6%)、「児童・生徒と感動を分かち合えたとき」(49.9%)と続いた。
理想の教員像については、「授業がわかりやすい」(65.1%)が最も多く、そのほか「児童・生徒のやる気を引き出している」(58.1%)、「児童・生徒とのコミュニケーションが上手」(55.2%)、「児童・生徒の意見に耳を傾けられる」(51.7%)、「児童・生徒の変化にすぐ気づく」(51.4%)、「児童・生徒の気持ちがわかる」(46.8%)などが上位にあがった。
次に、教師をしていて経験したことがあるもの・行ったことがある“教員あるある”を教えてもらったところ、「夏休みがあっていいねと言われる」(51.6%)が1位に。学校の先生も同じように長期間の休暇をとっているとイメージしている人が多いよう。
次いで「児童・生徒の珍回答に笑ってしまう」(47.6%)、「字を見ただけでどの児童・生徒かわかる」(44.3%)、「校区では慎重に行動する」(42.0%)、「大切なプリントを配り忘れて焦る」(35.6%)、「スーツでもスニーカーを履く」(34.1%)、「声が大きいと言われる」(33.8%)といった“あるある”が上位に。
そのほか、「学園ドラマにツッコミを入れる」(25.4%)や「学園ドラマの先生の真似をする」(2.9%)など、学園ドラマにちなんだ“あるある”も見受けられた。
次に、教員として“同僚”になってもらいたいと思う芸能人を聞いたところ、「大泉洋さん」(66名)が2年連続で1位に。実際に教員免許を取得していることでも知られているだけに、大泉洋さんが同僚だったら職場が明るくなるとイメージする人が多いよう。続く2位は「天海祐希さん」(61名)で、女性回答で2年連続の1位を獲得。以下、3位「武田鉄矢さん」(39名)、4位「福山雅治さん」(23名)、5位「松本人志さん」(21名)となった。
理想の“校長先生”としては、ドラマ『3年B組金八先生』でみせた中学校教員・坂本金八役の好演が印象深い「武田鉄矢さん」(112名)が1位に。次いで、「天海祐希さん」(93名)、「所ジョージさん」(73名)、「明石家さんまさん」(63名)、「タモリさん」(45名)と続いた。
また、理想の“教師像”に合う映画・ドラマの先生キャラを教えてもらったところ、やはり「坂本金八(3年B組金八先生)」(310名)がダントツの1位に。金八先生のように、どんな生徒に対しても真剣に向き合い、生徒のことを第一に考え行動するような先生を理想と考えている人が多いよう。
以下、2位「山口久美子(ごくせん)」(124名)、3位「鬼塚英吉(GTO)」(88名)、4位「桜木建二(ドラゴン桜)」(61名)、5位「北野広大(熱中時代)」(55名)となった。