リクルートは7月12日、「子どもの仕事体験」に関する調査結果を発表した。調査は6月9日~13日、幼稚園・小学生の子どもがいる20代~50代の男女1,045名を対象にインターネットで行われた。
子どもに体験してほしいと思う仕事体験を3つ回答してもらったところ、東京都にあるポリスミュージアム「警察博物館」で体験できるプログラムが1位に輝いた。警視庁の歴史や取り組みなどを知るさまざまな展示や、交番体験や指紋採取疑似体験などの体験型の展示を通じ、警視庁の活動について見たり学んだりできるほか、警察官や白バイ隊員の制服(子ども用)を着て記念撮影できる“おまわりさんなりきり体験”(平日のみ)なども用意されている。
続く2位は、福岡県・大牟田市動物園の「一日飼育員体験」。飼育員さんに一日密着しながら、実際の仕事内容を学ぶ本格的なプログラム。掃除やごはんの準備、ガイドなど、飼育員の業務を通して、動物園の取り組みや動物園への理解を深めることができる。なお、同プログラムは月に1度、10名限定となっている。
続いて、大阪府にあるホンダ学園「KIDSメカニック&ものづくり体験」が3位にランクイン。小学生を対象としたキッズメカニック体験とものづくり(ペーパークラフト・オリジナルトートバック制作)を実施しており、ユニフォームに着替えて、クルマやものづくりに触れ、その面白さを存分に体験することができる。
4位には、香川県・日本ドルフィンセンターの「イルカのトレーナー体験」がランクイン。イルカや海に関するレクチャーを受けた後、イルカと友達になれるハンドサインを習得。餌をあげたり触れ合ったりしながら、実際にハンドサインを出してイルカをジャンプさせるなど、トレーナーさながらの体験が可能。
続く5位には、愛知県・あいち航空ミュージアムから「パイロットシミュレーター体験」が登場。離陸・巡航・着陸の各ステージを操縦桿(そうじゅうかん)とスロットルなどの3つのレバーを使って操縦し、体験後は操縦の腕前を5つ星で評価してくれる。
また、同施設から「整備士体験」が7位にランクイン。実機で点検を行いながら空を飛ぶ仕組みを学ぶプログラムで、実際の工具を使って、分解・部品交換・組み立てなどの作業を体験し、整備士の仕事の重要性と仕事への理解を深めることができる。
6位は、神奈川県にある鈴廣かまぼこの里「こどもおしごとたいけん おべんとう屋さん」。約50種類のメニューから好きなおかずを選びながら、栄養や彩りなどお弁当作りのポイントを学ぶことができ、終了後にはジェラートやかまぼこと交換できる「かまぼこ給」がもらえるのも嬉しいポイント。なお、同施設では、ほかにも「かまぼこ職人」や「カメラマン」など様々な仕事体験が用意されている。