シロカは7月15日に、オーブンレンジの新製品「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」を発売します。価格はオープン、店頭予想価格は50,000円前後です。
「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」は、独自の「2ヒート技術」により、予熱・裏返し不要でレンジとグリルを組み合わせた自動調理が可能な点が特徴。発売に先駆けて、実力をチェックしてきました。
予熱不要の秘訣は付属する「2ヒート皿」
シロカは、「あたためや解凍だけでなく、電子レンジだけで本格的な“おりょうり”を楽しんでほしい」という想いのもと、メインのおかずから常備菜、デザートまでが作れる自動メニューを搭載した電子レンジ「おりょうりレンジ」を2022年12月から販売しています。
新製品の「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」は、このおりょうりレンジにオーブン機能を追加したもの。食材をムラなく解凍する「やさしさ解凍」、77種類の豊富な自動メニューなど、おりょうりレンジの特徴をもちろん引き継いでいます。
「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」最大の特徴は、独自の「2ヒート(ツーヒート)技術」により、予熱不要でレンジとグリルを組み合わせた調理が可能になった点。一般的に、金属製の角皿を用いてオーブン調理をする場合、調理前の予熱が必要になりますが、この時間・手間を省略できるというメリットがあります。
2ヒート技術は、庫内上部のヒーターと、マイクロ波によって発熱する付属の「2ヒート皿」で食材を上下から加熱できるシロカ独自技術。
自動メニューでレンジ調理する際、2ヒート皿を庫内中段にセットすると、上からはヒーター、下側(2ヒート皿より下側の側面)からのマイクロ波で食材下の2ヒート皿が加熱され、予熱をせずに上下からしっかりと焼き上がります。
加えて、冷凍したチキンや切り身魚といった、レンジで解凍してからグリルで焼き色をつけるという工程が必要な調理も、2ヒート皿を使うことで解凍を省き、焼き上げまでを一気に行えます。このほか、上下から加熱するため、焼きムラが少なくなるほか、食材を裏返す手間も不要になる点もうれしいポイント。
自動調理したメニューをいざ試食!
今回は実際に「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」での調理を体験。専用レシピに載っている「マカロニグラタン」をいただきました。マカロニグラタンは、一般的なレシピの場合、まず鍋でマカロニをゆでて、その後にプライパンで具材を炒め、ホワイトソースを作り、最後に混ぜてからオーブンで焼き目をつけるという調理過程が必要になります。
ですが今回は、「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」の自動メニューを使い、具材・マカロニ・薄力粉・牛乳をすべて耐熱皿に入れて、自動メニューを設定して加熱するだけととてもシンプルな手順で調理できました(加熱中、一度中身をかき混ぜる必要があります)。
完成したマカロニグラタンは、調理というほど手順がなく、ほぼすべてレンジに任せたとは思えないほどのクオリティ。すべての食材にしっかり火が通っていましたし、エビはプリプリで美味でした。
欲を言うと個人的には、表面にもう少し焼き目をつけたパリパリの食感が好み。ちなみに、「おりょうりレンジ ぱりジュワッ」はこのような好みの差に対応するため、自動メニューで加熱の強さを5段落調節できるありがたい機能が備わっています(デフォルテは3に設定)。操作もディスプレイを見ながらダイヤルで選択するだけと手軽です。