俳優の中村倫也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ハヤブサ消防団』(毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)がきょう13日にスタートする。
『ハヤブサ消防団』は、山間の小さな集落を舞台に描く戦慄のミステリー。放送スタート前でありながら、TVerのお気に入り登録者数はすでに30万人を突破(12日時点)し、夏の連続ドラマの中でトップクラスの注目作となっている。
主人公は、原作・池井戸潤氏が自身を投影した主人公のミステリー作家・三馬太郎を演じる。スランプ気味の太郎は、ある日亡き父の故郷である小さな集落“ハヤブサ地区”を訪れ、美しい景色に運命的なものを感じ、移住を決める。都会のストレスから解放され、穏やかな生活をスタートしたのもつかの間、太郎は、藤本勘介(満島真之介)や山原賢作(生瀬勝久)ら地区の男たちから地元消防団に勧誘される。町の中心部から離れた山間にあるハヤブサでは、火災が発生した際、消防車が到着するまで待っていては手遅れになりかねず、消防団が消火活動の主力。彼らは代々、「ハヤブサは自分たちで守る」という精神を受け継いできたのだ。団体行動に縁のない太郎はいったんは断るものの、火災現場で彼らの勇姿を目の当たりにし、入団を決意することに。しかし、「このハヤブサは、僕が信じていたような、のどかで平和な場所ではなかった」――。ハヤブサでは不気味な連続放火が進行中であることが明らかに。
はからずも事件にからめとられていく太郎の前に現れるのは、同じく東京からハヤブサ地区に移り住んだ映像ディレクター・立木彩(川口春奈)。太郎はひと目見るなりミステリアスな彼女のことが気になるが、はたして彩の正体とは。そのほか、怪しい人物が続々と登場。太陽光発電企業「ルミナスソーラー」の営業担当としてハヤブサ地区に出入りする真鍋明光(古川雄大)は笑顔で住民たちに取り入りながらも目の奥には冷たい光を宿していて……。また、住民から“札つきのワル”として恐れられている男・山原浩喜(一ノ瀬ワタル)は若い頃から悪い噂が絶えず、連続放火の犯人ではないかとささやかれている。「自分の新たな居場所であるハヤブサを守りたい」との思いから、いつしか太郎は連続放火事件の謎解き役となって真相を追うが、やがて集落の奥底にうごめく巨大な陰謀に突き当たることに。