メディア・インテグレーションは、ソニーの「360 Virtual Mixing Environment」を利用するためのプロファイルを専用マイクを使って作成してくれる「360 VME測定サービス」の提供を開始した。

  • ディア・インテグレーション運営のスタジオ「Media Integration Lab(MIL)」にて、360VMEで使用できるプロファイルを測定してくれる

360 Virtual Mixing Environment(Sony 360VME)を利用するには、測定スタジオでユーザー自身のプロファイルを専用マイクを使って作成する必要があるが、本サービスはメディア・インテグレーション運営のスタジオ「Media Integration Lab(MIL)」にて、360VMEで使用できるプロファイルを測定してくれるというもの。

測定サービスの実施日は毎週月曜日13時~19時で、サービスを受けるにはメディア・インテグレーションのWebサイトから予約する必要がある。測定フォーマットは以下の通り。

  • 360 Reality Audio 5.5.5+1T(水平5ch/ハイト5ch/ボトム5ch/トップ1ch)
  • 360 Reality Audio 7.4.4+1T(水平7ch/ハイト4ch/ボトム4ch/トップ1ch)
  • Dolby Atmos 9.1.6(水平9ch/LFE 1ch/ハイト6ch)

測定フォーマット数×測定ヘッドホン数から、測定プロファイル数(=料金、所要時間)が決まるとのことで、1プロファイル測定は74,800円+追加の測定1プロファイルにつき22,000円。所要時間は1~3測定で1時間、4~6測定で2時間。測定に使用するヘッドホンは今後、360VME環境で使用予定のものを持参する。複数のヘッドホンでの使用を希望する場合は、ヘッドホンの台数分のプロファイル測定を要するので、サービス提供前に伝えておいていただきたいとのことだ。申し込み用のWebサイトで挙げられている「対応ヘッドフォン(SONY MDR-MV1、MDR-M1ST、MDR-Z1R、MDR-Z7M2)」以外でも測定自体は可能だが、360VMEでの360 Reality Audio制作に現状最も適しているヘッドホンとして、SONY MDR-MV1を推奨している。なお、ヘッドホンアンプの持ち込みについては現在対応していない。