Appleは、「iOS セキュリティ対応 16.5.1(a)」を7月11日に提供開始した。この緊急アップデートには重要なセキュリティ修正を含んでおり、すべてのユーザーに推奨。ロック画面に表示された場合は、「今はしない」を選んで一時的にアップデートを止めることもできる。
今回のアップデートは、ソフトウェア更新の間に重要なセキュリティの改善を提供する「Rapid Security Responses」と名付けており、WebブラウザのSafariやWebKitフレームワーク スタック、その他の重要なシステムライブラリの改善を含む。また、悪用された可能性や、既に悪用が報告されているような一部のセキュリティ問題を、より迅速に改善するために使われることもあるという。
新しいRapid Security Responsesは、iOS/iPadOSとmacOSの最新バージョン(iOS/iPadOS 16.4.1、macOS 13.3.1以降)に対してのみ配信しており、各OSの設定画面のソフトウェアアップデート内にある[自動アップデート]の[セキュリティ応答とシステムファイルをインストールする]がオンになっていれば、自動適用となる。
【更新・追記】Appleは、iOS/iPadOS向けの緊急セキュリティ対応「16.5.1(a)」を適用すると、一部のWebサイトが正しく表示されなくなる不具合があると発表。近日提供予定の「16.5.1(b)」でこの問題に対処する。詳細は別記事を参照のこと。(7月12日 13:30)