俳優の生田斗真が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『警部補ダイマジン』(毎週金曜23:15~※一部地域除く)が7日にスタートし、第1話の展開が話題を呼んでいる。(本記事は、一部ネタバレを含みます)
『週刊漫画ゴラク』連載中のコミック『警部補ダイマジン』を、“土竜の唄シリーズ”の生田&三池崇史監督コンビがテレビ初タッグで映像化する同作は、ダークヒーローが巨悪に挑む物語。正義感の強い警視庁捜査一課のエース“ダイマジン”こと台場陣(生田)が、弱みを握られたことで飼い主となった平安才門(向井理)に召使いのようにこき使われながら、自分を殺人犯と疑って急接近してくる刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)らとともに、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし悪を持って悪を制していく。
第1話では、放送開始早々、台場が元警察庁の重鎮・天羽大(宅麻伸)を自殺に見せかけて殺害。それを知る冷徹で頭脳明晰な警視正・平安才門に「あなたは殺人犯だ!」と指摘された。この衝撃的な展開に「主人公が人殺してる!!??」「物語の冒頭で、主人公があんなに手早く人を殺すとは予想していなくてびっくり」「クセあり刑事が主人公の刑事ドラマかと思ってたらまさかの殺人刑事のドラマ」とSNSでは驚きの声が続出。
殺人者という秘密を知られた台場は、平安に未解決事件を専門に扱う特命捜査対策班に異動させられる。「未解決事件の真相を解明し、国や警察が手を出せない真犯人を始末してほしい」と言われ、「俺に殺し屋になれっていうのか」「俺はお前の奴隷じゃねぇ」と突っぱねようとするが、「人殺しだってバラしちゃいますよ」と脅され反論できない。そんな台場に平安は「安心してください、たとえ台場陣が私の奴隷でも『ご主人さまと呼べ』なんて言いませんから」とニッコリ。「まず手始めにコーヒーを入れてください」と命令するのだった。
これらのやりとりは「生田斗真が向井理のことを『ご主人様』と呼ぶのはそれはそれで見てみたいから困る」「ご主人様と奴隷な向井理と生田斗真ありがとうございます」とSNSを沸かせることに。シリアスな場面では芝居合戦を繰り広げ、コミカルな掛け合いではテンポの良さを見せつける2人は、「生田斗真さんのコメディアン力が爆発してて、向井理さんとの掛け合いは本当に絶妙」「生田斗真×向井理コンビが眼福だったなぁ」「有能だけど怪しさ満点の生田斗真くんとキャリア組でも裏の顔ありそうな向井理さんとでめっちゃいいコンビ」「秘密を抱えた腹の見えないインテリ向井理と罪を抱えた熱血漢生田斗真のコンビ、ドンピシャ好みすぎる」と好感触。13年ぶりの共演となる生田と向井の名コンビぶりは、回を重ねるごとにさらに話題を呼びそうだ。
そんな第1話は、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠最速で、見逃し配信再生回数が配信開始2日で100万回を突破(ビデオリサーチにて算出/8日~9日)し、TVerのドラマランキングでも1位を獲得した。放送中には、Instagramのストーリーズでリアルタイムで実況を行った生田。大好評を受け「2話もやろうかな」との予告も。2話では、天羽を殺したことがきっかけで「特命班のメンバーは今後も命を狙われることになる」と平安に宣言されてしまった台場。さらに最近頻発している、大企業で法外な高給を得ている経営者や外国人CEOが変死した事件も、旧帝国陸軍が秘密裏に創設した特殊部隊の流れを汲む秘密結社「44」(よんよん)の仕業だと聞かされ、台場は賀来さくら(シシド・カフカ)や牡丹則行(浜野謙太)とともに事件の真相を探り始める。しかし邪魔者扱いされている特命班に情報を流してくれる刑事はおらず、捜査は一向に進展しない。奔走するメンバーとは別に、何とかして手掛かりをつかみたい平安もまた科学捜査研究所の警視・雲田泰造(松平健)から紹介された情報屋に接触を試みる。
そんな中、台場に「44」の殺し屋・市川孝蔵(矢柴俊博)が一緒に暮らしている女性・須田晃子(クノ真季子)が、この経営者の変死事件に絡んでいると賀来から連絡が入る。台場はひとり市川のマンションに乗り込むことに。一方、台場が天羽殺しの真犯人ではないかという疑いをもち、ひとりで密かに捜査を続けていた夕夏はある決意を固める。第2話以降、三池作品らしいアクションシーンもさらに増えるという。